「前だ!」 ラツィオ監督が選手に厳命! 劇的同点弾を呼ぶ“魂のアシスト”に海外紙注目
インザーギ監督が後方へのスローインをやめさせ、前線にボールを入れたことで劇的同点弾
ラツィオは、現地時間8日に行われたセリエA第7節ユベントス戦で1-1と引き分けた。後半アディショナルタイムに劇的同点ゴールが生まれたが、スペインメディアはその“起点”となったシモーネ・インザーギ監督のある行動に着目している。
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前半15分にユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにゴールを奪われ、ホームで1点ビハインドの展開が続いたラツィオ。敗戦が濃厚となり始めた後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。
左サイドでスローインを担当したセルビア代表MFアダム・マルシッチは、一度後方の選手にボールを入れようとしたが、インザーギ監督は左手でマルシッチの胸元を押し、振り向かせて前線にボールを投げさせた。
左サイドのタッチライン際でボールを受けたアルゼンチン代表MFホアキン・コレアは、マーカー2人の間をすり抜け、強引にペナルティーエリア内に侵入。相手に囲まれながら横パスを出すと、元エクアドル代表FWフェリペ・カイセドが反転から右足シュートを放ち、ゴール右隅に突き刺した。
スペイン紙「マルカ」は「インザーギが選手に前へボールを送るように厳命。ラツィオが94分、ユーベに同点に追いつく」と見出しを打ち、得点シーンを振り返っている。
「94分、ラツィオは最少失点差で負けていた。マルシッチはスローインで後方にボールを送ろうとしていたが、インザーギ監督は『それはない、前だ!』と言った。ローマのチームはこのプレーで最終的に同点に追いついた。そして、インザーギ自身が、我を忘れた様子で(同点弾の)カイセドに一番にたどり着き抱きついた」
ファンからは「ゴールへの本能は失われていない」との声も上がっており、劇的な同点弾を呼ぶ“アシスト”と言ってもいいだろう。