“ポスト長友”に待った! 長友佑都流の後継者育成とは?「おっさんの意地や魂を」「若手が育つことで…」
10月のオランダ遠征に合流できなかった長友が1年ぶりに代表活動に参加
森保一監督率いる日本代表は11日、オーストリア・グラーツで国際親善試合パナマ戦(13日)とメキシコ戦(17日/日本時間18日)に向けて合宿3日目を迎えた。10月のオランダ遠征に続いてメンバーは海外組だけで構成。前回はコンディション不良のため合流できなかったDF長友佑都(マルセイユ)は、1年ぶりに代表活動に参加し、改めて“ポスト長友”の存在について言及した。
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「改めて代表に来て昨日練習したけど、日本代表は僕の原動力になっていると実感した」
久しぶりの代表の舞台に長友は充実した表情で話した。前回、オランダで行われた2連戦はコンディション不良のため、合流できず。新型コロナウイルスの感染拡大により年内のワールドカップ(W杯)予選が延期となるなか、10月は昨年12月のE-1選手権以来10カ月ぶりの活動を実施。2連戦を戦い、カメルーンと0-0、コートジボワールには1-0で勝利を収めた。
今回1年ぶりの復帰となった長友はフィールドプレーヤーで最年長。今季からマルセイユに加入し、ここまでリーグ戦3試合に出場している。日本代表では指揮官も欠かせない存在だと期待を寄せる34歳のDFは、左サイドバック(SB)の“後継者候補”とも言えるDF菅原由勢(AZ)やMF中山雄太(ズウォレ)の“育成”について言及した。
「もちろん日本代表として自分自身がしっかりレギュラーとして競争に勝って、チームに貢献したい。ただ、自分自身の経験をライバルにはなるけども若い選手に伝えていきたいという気持ちもすごくあるので、よく話すようにしている。経験を伝えて彼らが育つことで僕も競争というポジティブなエネルギーをもらえる。そういうエネルギーを欲している。厳しい環境、競争相手がいた方が成長できる。みなさん、『ポスト長友、ポスト長友』とおっさんを外したいようなので(笑)……おっさんの意地や魂を見せつつ若手に伝えていきたい。すごく楽しんでいますね」
オランダ遠征では、カメルーン戦でDF安西幸輝(ポルティモネンセ)が左SBに入り、コートジボワール戦では中山が務めた。現在国際Aマッチ122試合に出場している長友の存在感は大きく、“後継者問題”は長く解決できていない。だからこそ、長友自身で短い時間を生かして若手を育て、自らの力に変える。「今までの大きな経験があるので、大事な時に長友がそこにいるんだなというプレーを見せられれば」。まだまだ長友は若手に席を譲らず、突っ走る覚悟だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)