堂安律、ブンデス月間新人MVP候補に選出 “優秀な若手スター”と評価「すでに重要なファクター」

ビーレフェルトに所属する日本代表MF堂安律【写真:Getty Images】
ビーレフェルトに所属する日本代表MF堂安律【写真:Getty Images】

ビーレフェルト加入後のパフォーマンスを踏まえ9月の新人MVP候補にノミネート

 ドイツ1部ビーレフェルトに所属する日本代表MF堂安律が、ブンデスリーガの月間新人MVP候補にノミネートされた。同リーグはほかに2選手を候補に挙げたうえで、堂安について「納得のいく結果を残している」と、ここまでのパフォーマンスを評価している。

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 堂安は16歳だった2015年にガンバ大阪の下部組織からトップデビュー。17年には主力としてプレーし、同年夏にオランダ1部フローニンゲンへ期限付き移籍した。欧州挑戦1年目に29試合9ゴールの結果を残すなど存在感を発揮し、19年夏にオランダの強豪PSVへ完全移籍。PSVで公式戦27試合3ゴール3アシストの結果を残したなか、今夏に1部昇格を決めたビーレフェルトへの期限付き移籍を決断した。

 ビーレフェルトではここまで、リーグ戦全7試合に出場。第4節の王者バイエルン戦(1-4)で移籍後初ゴールを決めると、翌節ヴォルフスブルク戦(1-2)では初アシストを記録する活躍を見せ、海外記者からは「目を離してはいけない選手」「1部のレベルで戦える」と高評価を受けていた。

 そうしたなかブンデスリーガ公式サイトは、優秀な若手スターを表彰する「ルーキー・オブ・ザ・マンス・アワード」を発表し、9月の月間新人MVP候補の1人に堂安をノミネートした。ほかに、シュツットガルトのアルゼンチン人MFマテオ・クリモビィッツ(20歳)、ヴォルフスブルクのフランス人DFマクサンス・ラクロワ(20歳)を候補選手としたうえで、堂安についてこれまでのパフォーマンスを踏まえながら次のように綴っている。

「PSVアイントホーフェンからウーベ・ノイハウス監督のチームに移籍した22歳の彼は、それ以来、納得のいく結果を残している。日本人選手はすぐにレギュラーの座を獲得し、10月にはその座をキープした。第4節には、新加入の堂安が強豪相手にブンデスリーガ初ゴールを決めた。その1週間後には日本人初のアシストを記録。背番号8のMFは右ウイングでもプレーできる多才な選手でもある」

 さらに、堂安が10月の試合で記録した1試合平均走行距離やシュート数、ドリブル回数などのデータを持ち出し、「堂安はすでにアルムニア・ビーレフェルトのゲームで重要なファクターとなっている」と紹介。ブンデスリーガ初挑戦ながらも、シーズン序盤戦ではまずまずの評価を得ているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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