日本代表MF柴崎岳、”ポゼッション主義”に独自見解 「ボール保持したいと考えていない」
パナマ&メキシコ戦に向け、戦い方のイメージに言及 「個人的には必ずしも…」
日本代表は10日、国際親善試合パナマ戦(13日)とメキシコ戦(17日/日本時間18日)に向けた合宿2日目を迎え、MF柴崎岳(レガネス)がオンライン取材に応じた。今回の2試合に向けて戦い方のイメージを語ったなか、「個人的には必ずボールを保持したい、その時間を長くしたいとは必ずしも考えていない」との見解を述べている。
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柴崎は、10月のオランダ遠征2試合(カメルーン戦/0-0、コートジボワール戦/1-0)でフル出場。コートジボワール戦の後半アディショナルタイムに、FKからDF植田直通(セルクル・ブルージュ)の決勝点をアシストするなど、中盤の舵取り役として存在感を示した。
今遠征のテーマについて、柴崎は「ディフェンス面での収穫と、戦術変更で自分たちにメリットをもたらすことは継続して良くしていきたい。ただ、チャンスクリエイトやゴールをもたらすところの課題に着目して、質と精度、アイデアを共有していくことがこの遠征であるかなと思う」と、前回の2試合で掴んだ収穫と課題を踏まえたうえで語った。
カメルーン戦、コートジボワール戦で、日本はクリーンシートを達成。一方でオフェンス面に関しては、連係面やクオリティーへの課題が残った。そうしたなか、攻撃の構築についてボランチとしてビルドアップに関わる柴崎は、「強豪国相手でも、どんな国であっても、個人的には必ずボールを保持したい、その時間を長くしたいとは必ずしも考えていない」と、独自の見解に言及。「ポゼッションを軽視しているような言い方に捉えられるかもしれないけど、そうではない」としつつ、勝利のためにその場の状況に応じた戦いを選択すべき考えを明かした。
「常に自分たちのサッカーというものを掲げてきた過去の日本代表もあるし、それにとらわれて試合の全体像を見られていないのであれば違った部分かなと思う」とも語った柴崎。どの相手にもボールを保持しながら試合を進めるのがベストとの考え方だけに捉われすぎず、柔軟に戦っていくことを誓った。
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(FOOTBALL ZONE編集部)