レアル、不振の要因はジダン采配にあり? “危険な”ローテーションをスペイン紙が指摘
22日間でカディス、シャフタール、バレンシアに敗れ、指揮官に逆風
前節のリーグ戦でバレンシアに1-4と敗れるなど不振にあえぐレアル・マドリード。現地メディアはジネディーヌ・ジダン監督の「リスキーなローテーション」を不調の要因の一つとして指摘している。
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今季リーガ・エスパニョーラ開幕4試合で3勝1分とスタートダッシュを決めたレアルだったが、第6節で昇格組カディス相手に0-1で敗れると、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)第1節でウクライナのシャフタール・ドネツクにもホームで2-3の敗戦。8日の第9節バレンシア戦では相手にPKを3本献上するまさかの内容で1-4の完敗と、黒星がかさんでいる。
22日間で3敗と不振が続く“白い巨人”。スペイン紙「AS」はその原因の一つとして「ジダンのリスキーな(危険な)ローテーション」をピックアップ。新型コロナウイルス陽性者が出た影響もあったとはいえ、それを差し引いても選手の入れ替えが裏目に出ているのではと指摘している。
4失点した直近のバレンシア戦はコロナの陽性反応が出たベルギー代表FWエデン・アザールとブラジル代表MFカゼミーロの欠場を余儀なくされた一方で、フランス代表DFフェルランド・メンディとドイツ代表MFトニ・クロースをスタメンから外し、出場機会の少ないブラジル代表DFマルセロとスペイン代表MFイスコ起用した。しかし、結果はついてこなかった。
レギュラーの座をメンディに明け渡しているマルセロについては、先発出場したカディス戦でも不安定なプレーが戦犯の1人として批判の対象となっており、再びネガティブな形でスポットライトが当たる格好となっている。
また、CLのシャフタール戦ではエースの元フランス代表FWカリム・ベンゼマをベンチ外とし、代わりに放出候補として名前が挙がるセルビア代表FWルカ・ヨビッチを先発で送り出したが、不発に終わった。カディス戦に端を発する3つの黒星では、いずれもこうしたローテーションでの采配が裏目に出ているとし、記事では「カディスが警告のサインだった」とジダン監督の采配に疑問を呈している。
宿敵バルセロナとの“エル・クラシコ”で勝利を収めて面目を保ったジダン監督だが、格下と見られていた相手に不覚を取り続けているだけに、逆風は避けられない状況のようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)