ポグバはマンUで「満足しているとは言えない」 仏代表監督が指摘「最高の状態ではない」
デシャン監督、ポグバのクラブでの現状に言及
フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督がマンチェスター・ユナイテッドMFポール・ポグバについて、同クラブでは「満足できない状況」にあると語っている。出場機会と起用されているポジションについて問題があると感じているようだ。英紙「デイリー・メール」などが報じている。
クラブ歴代最高額の8900万ポンド(約123億円)で2016年にユナイテッドに加入したポグバはこれまでチームの中心選手としてプレーしているが、今季はベンチスタートの機会が多くなっている。公式戦11試合出場のうち、スタメンは4回でフル出場は2回にとどまっている。
直近のプレミアリーグ8節エバートン戦(3-1)ではチームが4-2-3-1システムでスタートしたなか、トップ下はポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス、2人のセンターハーフはブラジル代表MFフレッジとスコットランド代表MFスコット・マクトミネイが先発起用され、ポグバは後半37分からの出場となった。
そんなポグバの状況を危惧しているのはフランス代表を率いるデシャン監督だ。記者会見で次のように語っている。
「ポールのことはよく知っているし、彼もグループのことを理解しているだろう。彼が今クラブで置かれている状況は、プレータイム、ポジションのどちらにしても満足できないものだ。彼は最高の状態ではない。度重なる怪我もあったし、Covid-19(新型コロナウイルス)も大きな影響を与えた。彼のリズムを取り戻す必要がある」
ユナイテッドでのポグバの状況は良くないと不安を口にしているデシャン監督だが、フランス代表で見せるパフォーマンスには満足しているという。そして、ポグバのベストを取り戻せるとの自信も示している。
「先月の試合ではスピードには欠けていたが、継続性があっていいプレーをしていた。だが、彼はクラブで満足しているとは言えない。私と一緒であればそのような心配はない。私がそれを管理することになる。クラブでは不安を抱えていたとしても、フランス代表では喜んでプレーしている。彼の努力次第だが、物事はポジティブな方向に進むだろう」
ポグバも招集されているフランス代表は国際親善試合で現地時間11日にフィンランドと、UEFAネーションズリーグで同14日にポルトガル、同17日にスウェーデンとそれぞれ対戦する。
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(FOOTBALL ZONE編集部)