韓国代表FWの奇行であわや乱闘 相手選手のSNS投稿を韓国紙は糾弾「人種差別議論に発展」

シント=トロイデンでプレーするMFイ・スンウ【写真:Getty Images】
シント=トロイデンでプレーするMFイ・スンウ【写真:Getty Images】

後半AT、時間稼ぎをするヘンクMFトルストベットの胸に頭をぶつける

 ベルギー1部シント=トロイデンは現地時間8日、リーグ第12節で日本代表MF伊東純也が所属するヘンクと対戦。FW鈴木優磨が一時同点となるゴールを挙げるも、本拠地で1-2と敗れた。そのなかで、韓国代表FWイ・スンウの試合終了間際の行動が波紋を呼んでいる。

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 ホームのシント=トロイデンは前半4分に失点したが、同28分にセットプレーから鈴木が同点ゴールを決めて追いつく。しかし、その3分後にヘンクに勝ち越しを許し、1点ビハインドの展開が続いた。

 迎えた後半アディショナルタイム、ヘンクのノルウェー人MFクリスチャン・トルストベットが左コーナー付近でボールをキープし、時間稼ぎを試みる。負けている状況で苛立ちを露わにした後半途中出場のイ・スンウは、タイムアップのホイッスルが鳴るのとほぼ同時に、ボールを拾い上げたトルストベットを両手で突き飛ばす。トルストベットもヒートアップするなか、イ・スンウは頭突きこそこらえたが、相手の胸付近に頭をぶつけ、そのまま顔をうずめるような格好になった。

 これにはトルストベットも苦笑いを浮かべながら、両手を広げてイ・スンウの奇行をアピール。試合は終了したにもかかわらず、両チームの選手が入り乱れるもみ合いとなった。

 トルストベットは試合後、自身のインスタグラムにこのシーンの写真を投稿。韓国紙「世界日報」は、「イ・スンウと衝突した選手は、そのシーンをインスタに上げ…人種差別議論に発展」と見出しを打ち、イ・スンウの行動ではなく、コメント欄でトルストベットの行為を人種差別だと指摘する声があったことを紹介していた。

 なお、一連のシーンに絡んだイ・スンウ、トルストベットに対して警告などは出されずに終わっている。

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