涙の負傷交代も…バイエルンMFの“危険タックル”に英メディア辛辣 「言い訳は通用しない」
バイエルンがドルトムントとの天王山を制すも…主力MFキミッヒが負傷交代
バイエルン・ミュンヘンは現地時間7日、ブンデスリーガ第7節でドルトムントと対戦し、3-2で勝利を収めた。伝統の“デア・クラシカー”を制した一方、主力のドイツ代表MFヨシュア・キミッヒが自身のタックルにより前半で負傷交代するアクシデントもあった。英メディアはキミッヒの重傷を案じつつ、「危険なタックルの言い訳は通用しない」と指摘している。
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6試合を終えて首位に立つバイエルンだが、2位ドルトムントとは勝ち点「15」で並んでおり、文字通りの天王山として“デア・クラシカー”を迎えた。試合は3-2でバイエルンが接戦を制する結果となったが、前半に手痛いアクシデントに見舞われることになった。
0-0で迎えた前半35分、スローインを受けたオーストリア代表DFダビド・アラバがハーフウェーライン付近で横パスした際、受け手のキミッヒが処理を誤りボールが中央のスペースへ流れてしまう。わずかな隙を見逃さなかった相手FWアーリング・ブラウト・ハーランドが一気にボールを奪い取ると、慌てたキミッヒがスライディングタックルを敢行。その際に激しく接触した右膝を痛めてしまった。
ハーランドは無事だった一方、タックルによりイエローカードが提示されたキミッヒはピッチに倒れ込みながら涙を流し、スタッフの肩を借りながら負傷交代となった。英メディア「GIVE ME SPORT」は「我々はキミッヒができるだけ早く完全に回復することを祈っている」と前置きしたうえで、悪質なタックルであったことを主張している。
「しかしながら、危険なタックルの言い訳は通用しない。ハーランドが重傷を負わなかったのは幸運だった」と指摘している。なお一部報道では、キミッヒは右膝の靭帯を損傷した可能性が高いと伝えられており、その場合は長期離脱が避けられない。バイエルンはもちろん、ドイツ代表にとっても痛恨の事態になりそうだ。