伝説の「しゃちほこシュート」を完全再現! 元Fリーグ“得点王”が語る超絶プレーの極意とは?

「しゃちほこシュート」を打つためのポイント

 公式戦はもちろん、個サル(個人参加型フットサル)でもこのシュートを打てれば、沸くことは間違いないだろう。そんな見た目のインパクトが十分な「しゃちほこシュート」だが、渡邉は2つのポイントを挙げた。

「まずは両足でしっかりとボールを挟むことです。挟んだあとにボールを上にあげるのですが、この時に真上にあげてしまうと、当然、ゴールには飛びません。ボールを挟んでから、両足で浮かしつつ、後ろに飛ばすイメージを持ち、しっかりループで弧を描くように、ジャンプした勢いも使って、ボールを後ろに弧を描くイメージで放す感じです」

 ボールを後方に放つ感覚は、「何度か試してみればつかめるはずです。どうしてもボールが後方ではなく、真上にあがってしまうという人は、ボールを放すタイミングを足が45度くらいになったタイミングにすればいいと思います」と言う渡邉。だが、この大技をシュートを阻みに来る相手もいる実戦で使うのは、決して簡単ではないという。

「Fリーグの歴史のなかでも、リカルジーニョ選手が一度決めたくらいだと思いますが、自分のマークを完全に外した状態で、ボールを受けることがポイントになります。受けた後に、両足で挟んであげるので、落ち着くことが大事です。フリーになること、冷静になること。この2点ですね。そのあとにGKの頭上を抜くイメージを持ってやれればいいのかなと思います」

 2020-21シーズンで、創設14年目を迎えたFリーグ。過去、最もスペクタクルなゴールの一つに挙げられるこの伝説のゴールを、動画を確認して実践してみよう!

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