「チャンスをドブに捨てた」 フルハムFW、土壇場の“パネンカ”PK失敗を英メディア非難
FWルック漫画ラストプレーで得たPKでパネンカを試みるも失敗
プレミアリーグのフルハムは現地時間7日、敵地でのリーグ第8節ウェストハム戦に臨み、0-1の敗戦を喫した。試合終了間際に得たPKでFWアデモラ・ルックマンが“パネンカ”を試みるも失敗し、英メディアからは「チャンスをドブに捨てた」と非難の対象となっている。
フルハムは昨季のチャンピオンシップ(英2部)で4位に入り、昇格プレーオフに進出。このプレーオフを制して1年でのプレミアリーグ復帰を果たした。今季は第7節時点で1勝1分5敗と苦しんでいたなか、ウェストハム戦は0-0のまま終盤を迎える。
しかし、後半アディショナルタイムに入ったところで、ウェストハムのチェコ代表MFトマーシュ・ソウチェクに先制点を奪われてしまう。このまま敗戦かと思われたなか、ラストプレーでフルハムはペナルティーエリア内でMFトム・ケアニーが倒されてPKを奪取。キッカーはルックマンが務めることとなった。
起死回生の同点PKになるかと思われたが、ルックマンは緊張感あふれる場面で“パネンカ”(チップキック)を選択。これが上手くミートせず、弱々しいキックがGKウカシュ・ファビアンスキによってキャッチされ、直後にフルハムの敗戦を意味するタイムアップの笛がなった。
土壇場での“パネンカ”は成功すれば強心臓を称賛される可能性もあるが、痛恨の失敗となったことに英メディア「GIVE ME SPORT」は「フルハムのアデモラ・ルックマンが史上最悪のPKキッカー候補者に」と見出しを打って注目。「ルックマンは貴重なポイントを手にする機会を無駄にした」と厳しく指摘した。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」も「ルックマンの衝撃的なパネンカPK」として動画で紹介し、「同点とする絶大なチャンスをドブに捨てた」と非難している。まさに“戦犯”となってしまったルックマンは、次節以降の活躍で汚名を返上するしかないだろう。