久保建英、ELで“今季ベスト”発揮の理由を海外分析 過去2試合と違う“ポジショニング”とは?
マッカビ・テルアビブ戦のヒートマップでは右サイドに留まったことが示される
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、現地時間5日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)第3節マッカビ・テルアビブ戦(4-0)でアシストを含む2得点に絡む活躍を見せた。米メディアはマッカビ戦でのパフォーマンスを今季の“ベスト”と評価し、その理由を分析している。
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EL3試合連続スタメンとなった久保は、4-4-2の右サイドハーフで出場。前半4分にコロンビア代表FWカルロス・バッカのゴールで先制したなか、久保に最大の見せ場が訪れたのは後半6分だった。ペナルティーエリア手前右でボールを持つと、ファーサイドのバッカへ狙いすましたクロスを供給。これをバッカが相手GKともつれながらねじ込んで追加点を挙げた。
今大会3つ目のアシストを記録した久保は、後半26分にも右サイドで相手とのデュエルを制してボール奪取。久保を起点にMFアレックス・バエナがバッカのヒールパスを流し込んでネットを揺らし、リードを3点に広げた。ビジャレアルは試合終盤にも追加点を奪い、4-0で快勝を飾っている。
この活躍を受け、米スポーツ専門メディア「SBネーション」は「ウナイ・エメリとタケ・クボがどのようにしてELのクリーンシートを達成したか」と見出しを打ち、久保のプレーの改善に注目。マッカビ戦でのポジショニングにフォーカスし、その“変化”を追っている。
記事ではELのスィヴァススポル戦(5-3)、カラバフ戦(3-1)、そしてマッカビ戦の久保のヒートマップを用いて解説が行われ、どのような時が“ベスト”なのかに着目。久保にとって“最悪だった”と評するカラバフ戦では、左サイドに寄ってまばらなヒートマップとなっていることが示された。
スィヴァススポル戦のデータからは、前線のあらゆる位置に顔を出していることがうかがえる。一方で「久保は個人として輝いたものの、予測不可能なポジショニングは守備の脆弱性にもつながった」として、5-3という大味なスコアの要因にもなったと指摘されている。
これら2試合と比較し、マッカビ戦の久保はほぼ右サイドの定位置を守りながらプレーしていたことをデータで示し、好パフォーマンスの理由として指摘。次のように詳細を記している。