「ユーベキラー」中田英寿、セリエA公式がローマ時代に注目し反響「偉大なチャンピオン」
セリエA公式インスタグラムがローマ時代の中田英寿氏のプレー写真を投稿
かつて“世界最強リーグ”と謳われたセリエAでは、これまで多くの日本人選手がプレーしてきたが、そのなかでひと際輝きを放った存在といえば、1998年から7シーズンにわたってイタリアで活躍した元日本代表MF中田英寿氏だろう。セリエA公式インスタグラムは、2000年1月から1年半在籍したローマ時代の写真とともに「黄色と赤のサムライ!」と綴って功績を称えると、コメント欄には「偉大なチャンピオン」「ユーベキラー」といった声が寄せられていた。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
中田氏は、1995年にベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)でプロデビュー。98年にイタリア1部ペルージャに加入すると、1年目から33試合10得点と活躍し、2000年1月に名門ローマへ移籍した。2年目の2000-01シーズンには、日本人として初めてセリエA優勝を経験。その後はパルマ、ボローニャ、フィオレンティーナと在籍し、イングランドのボルトン・ワンダラーズが最後の所属となり、06年ドイツ・ワールドカップ後にスパイクを脱いだ。
世界各国のスター選手がひしめいた当時のセリエAで、欧州での日本人選手の評価を高める活躍を見せた中田氏の功績は、今でも国内外で度々語られている。なかでも伝説となっているのは優勝を果たしたローマ2年目、シーズン終盤のユベントスとの大一番だろう。0-2のビハインドを背負ったなか、同ポジションのライバルだった元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティと交代してピッチへ。すると鮮やかなミドルシュートで1点を返すと、試合終了間際にも中田氏の強烈ミドルのこぼれ球から同点ゴールが生まれた。この試合が優勝へのターニングポイントとなっただけに、現地イタリアでは今でも語り草になっている。
セリエA公式インスタグラムが、そんなローマ時代の中田氏のユニフォームを着た写真を投稿。「黄色と赤のサムライ!」と綴ると、コメント欄には「偉大なチャンピオン」「ラストサムライ」「今まで見たなかで最高の日本人フットボーラー」「ユーベキラーのスペシャリスト」といった声が寄せられていた。日本人選手が欧州でプレーするのがまだ珍しかった時代、偉大なる“ヒデ”がイタリアで刻んだ足跡は今も色褪せていないようだ。