PSG、トゥヘル監督の去就で意見対立か CL苦戦も…オーナーサイドは続投希望と仏紙報道
強化責任者のレオナルド氏はアッレグリ監督の招聘を画策と伝えられる
フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)では、トーマス・トゥヘル監督の去就問題が浮上しているが、フランス紙「レキップ」ではその件について強化責任者の元ブラジル代表レオナルド氏と、オーナーサイドの意見が違うとレポートしている。
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PSGは現在リーグ戦で7勝2敗の成績で首位に立っている。もっとも、PSGの場合の評価軸はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での成績である場合が多く、昨季に準優勝と野望達成まであと一歩に迫った大会では、グループステージ前半の3試合を終えて1勝2敗。後半3試合で巻き返しが必要な状況にある。
「レキップ」によると、インターナショナル・マッチウィークが挟まるこのタイミングでの監督交代に前向きなのがレオナルド氏だという。そのプランは、過去にACミランやユベントスを率いた経験のあるマッシミリアーノ・アッレグリ氏を監督に招聘することとも報じられている。
一方で、カタール投資庁の子会社が資金をねん出するオーナーサイド、ナセル・アル=ケライフィ会長は、トゥヘル監督の解任に否定的とのこと。その理由は3つあり、PSGに資本参加してからこれまでシーズン中の監督交代を1回しかしていないこと、違約金として必要な1000万ユーロ(約12億円)は現在の社会情勢もあり負担になること、そしてトゥヘル監督が野望である欧州制覇に最も近づいた監督であるという実績への信頼だとされている。
そのうえで、仮に監督交代に踏み切る場合でも、オーナーサイドはトッテナムなどで実績を積んだマウリシオ・ポチェッティーノ氏か、現役時代にPSGでプレーしてU-19チームを率いた経験のあるチアゴ・モッタ氏の就任を希望しているという。
強化責任者のレオナルド氏とオーナーサイドで意見が正反対の状況にあるとされるPSG。クラブ全体が落ち着きを取り戻すためには、CLでの好成績が必要なようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)