「久保だけが見出すことができた」 相手守備網を破る“絶妙アシスト”をスペイン高評価
後半6分、相手選手2人のプレッシャーを受けるなかで最終ライン裏に的確なパスを供給
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、現地時間5日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)第3節マッカビ・テルアビブ戦(4-0)でアシストを含む2得点に絡む活躍を見せた。スペインメディアは「クボだけがそのパスを見出すことができた」とアシストシーンを取り上げている。
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4-3-3の右ウイングに入った久保は、序盤からサイドで仕掛け、敵陣のペナルティーエリア内にも積極的に侵入。ビジャレアルの攻撃を活性化するなか、見せ場が訪れたのは1-0で迎えた後半6分だった。
ペナルティーエリア手前右でパスを受けた久保は、対峙したマッカビ・テルアビブDFマタン・バルタシャとの間合いを詰めながらタイミングを計りつつ、イスラエル代表FWタル・ベン・ハイムがカバーに来たところで方向転換。中央側へボールを持ち出すと、ファーサイドのスペースに絶妙な浮き球のパスを送り、コロンビア代表FWカルロス・バッカのヘディングシュートをお膳立てした。
今大会3つ目のアシストで勢いに乗り、後半26分には右サイドで相手とのデュエルを制してマイボールにすると、久保を起点に最後はMFアレックス・バエナがバッカのヒールパスを流し込み、3点目を奪った。
今季2度目のフル出場を果たした久保に対し、海外サッカーサイト「BeSoccer」スペイン語版は「彼だけがそのパスを見出すことができた:クボからなんてアシストだ!」との見出しでマッカビ・テルアビブ戦のプレーに言及。「最新の芸術作品は木曜日のヨーロッパリーグ第3節ビジャレアル×マッカビ・テルアビブ戦。タケフサ・クボは主人公の1人で、カルロス・バッカに見事なアシストを送り、素晴らしい試合をした」と称えている。
リーガ・エスパニョーラ開幕6試合連続ベンチスタートから一転、今季公式戦初スタメンとなった10月22日のELグループステージ第1戦スィヴァススポル戦(5-3)以降は公式戦4試合中3試合でスタメンと風向きは確実に変わりつつあり、ウナイ・エメリ監督へのアピールを続けていきたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)