久保建英、相手2人手玉の“技ありアシスト”にレアルメディア反応 「信じられないほどのビジョン」
後半6分、ペナルティーエリア手前右からファーサイドのバッカへ絶妙アシスト
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、現地時間5日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)第3節マッカビ・テルアビブ(イスラエル)戦でアシストを含む2得点に絡む活躍で、4-0の勝利に貢献した。保有権を持つレアル・マドリードの専門メディアは「信じられないほどのビジョンを証明した」とアシストのシーンを取り上げている。
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前半4分にコロンビア代表FWカルロス・バッカのゴールで先制したなか、久保は同14分、37分にペナルティーエリア内に侵入してチャンスに絡むなど、局面に顔を出してリズムを作っていく。
見せ場が訪れたのは後半6分、ペナルティーエリア手前右でボールを持った久保は、ファーサイドのバッカへ狙いすましたクロスを供給。これをコロンビア人ストライカーが相手GKともつれながらねじ込んで追加点を挙げた。
今大会3つ目のアシストを記録した久保は、後半15分にも右サイドでスローインを受けると、すかさず前線への的確なスルーパスでバッカのシュートを演出。さらに、同26分には右サイドで相手との球際のデュエルを制してマイボールにした久保を起点に、バエナがバッカのヒールパスを流し込んでネットを揺らし、リードを3点に広げた。
最終的にビジャレアルが4-0で快勝を飾った試合に関して、レアル専門メディア「MANAGING MADRID」は「タケフサ・クボがマッカビ・テルアビブでの勝利を演出」との見出しでレポート。2得点に絡んだ久保に高い評価を与えている。
「アシストのシーンは、タケフサ・クボの信じられないほどのビジョンを証明した。2人の相手ディフェンダーからチェックされたにもかかわらず、顔を上げてオープンスペースを特定することができる。これは決定的チャンスに最もよく利用されるスペースだ。ウナイ・エメリの下で開幕当初は懸念があったが、クボは成長している。左サイド、右サイド、トップ下、セカンドストライカーと様々なポジションで起用されている。エメリは守備的戦術を磨かせているが、試合を経るたびにエメリのシステムをクボが理解しているのは明らかだ」
久保は今季公式戦初スタメンとなった10月22日のELグループステージ第1戦スィヴァススポル戦(5-3)以降、プレー時間を伸ばしており、レギュラー奪取に向けてさらに勢いをつけたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)