低調マンU、“解任ブースト”は期待できず? クラブOBは監督擁護「時間を与えてほしい」
ファン・ペルシー氏が不振の古巣に言及 「私は監督の解任が好きじゃない」
元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー氏が、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で不甲斐ない戦いぶりを露呈し、黒星を喫した古巣マンチェスター・ユナイテッドを擁護している。逆風のオレ・グンナー・スールシャール監督には時間が必要だとし、解任についても否定的に語った。
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ユナイテッドは今季のプレミアリーグですでに3敗(2勝1分)を喫するなど、開幕ダッシュに失敗。1試合消化が少ないとはいえ、暫定15位に沈んでいる。
一方のCLでは昨季準優勝のパリ・サンジェルマンと昨季ベスト4のRBライプツィヒを相手に連勝したが、現地時間4日のグループステージ第3節でイスタンブール・バシャクシェヒルFKに1-2で敗戦。ロングボール1本で裏を取られて失点するなど、稚拙な守備がバッシングの対象となっていた。
低調なパフォーマンスが続き、チームを率いるスールシャール監督への風当たりも強くなっているようだが、ファン・ペルシー氏は監督解任の可能性には否定的な考えを持っているようだ。英紙「マンチェスター・イブニングニュース」は、同氏が「BTスポーツ」で語ったコメントを次のように伝えている。
「私は監督の解任が好きじゃない。好きにはなれない。多くの場合、(解任が)素晴らしいフットボールを突然取り戻すための解決策になることはない」
悪い流れを監督交代によって断ち切る――。ファン・ペルシー氏は今のユナイテッドには、そんな“解任ブースト”は期待できないと感じているようだ。むしろ、12月で就任から2年となるスールシャール監督に、さらなる時間を与えるべきだと主張している。
「前から何度も言っているが、彼にはアイデアを実行するために時間を与えてほしい。私はここで自分の意見を言っているだけで、彼のコーチングなどについてジャッジしているわけではない。彼には時間を与えてほしい。私は誰にもその職を失ってほしくない」
ユナイテッドは7日のプレミアリーグ第8節で、今季好調のエバートンと敵地で対戦する。スールシャール監督率いる“赤い悪魔”は、CLでの失態を取り返すことができるだろうか。