福岡アンバサダー・HKT48豊永阿紀に訊く、日本代表DF冨安健洋の“若き日”と今後への期待

アビスパ福岡時代のDF冨安健洋【写真:Getty Images】
アビスパ福岡時代のDF冨安健洋【写真:Getty Images】

「日本が世界の国際大会で結果を残す時に、冨安選手にはその中心にいてほしい」

――豊永さんはかつて、アビスパ福岡の“キング”である城後寿選手にサインをもらい、2ショットを撮った経験も持つ熱狂的サポーターでもあります。当時の冨安選手の思い出を教えてください。

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「個人的な話になってしまいますが、高校時代に一緒にサッカー観戦に通っていた友人が、(アビスパ福岡の練習場がある)雁の巣にサインをもらいに行って、2ショットを撮るくらいの冨安選手の大ファンでした(笑)。彼女は今、福岡には住んでいないこともあって、試合を観に行くことはできませんが、アビスパと冨安選手は特別だと常々言っています。ベルギー(シント=トロイデン)、イタリア(ボローニャ)で応援するようになった方がアビスパはどういうクラブなんだろうと見る機会もあると思いますし、冨安選手の存在によってどんどん人の輪がつながっていると感じます」

――冨安選手は主にセンターバックを務めていますが、どんなプレーの印象でしょう?

「私はまだプレーや戦術は勉強中なので、どうしても内面の印象になってしまうんですが、冨安選手は自分のプレーを貫き通しつつも、所属するクラブに順応し、なおかつ吸収する力が素晴らしいと思います。どのチームでも、どの試合でも評価される姿は、純粋にカッコいいです。若くして海外に行って、周囲からもしっかりと認められているのは、確固たる自分を持っているからなのかなと。前回の課題を改善するのは基本中の基本かもしれませんが、それを実際にやるのは難しいわけで、新しい環境に飛び込んで挑戦する度胸も含めて学ぶところがたくさんあります。一つひとつの着実な積み重ねがあってこそ、今の冨安選手があると、いちサポーターとして思います」

――冨安選手は今夏、セリエAの名門ミラン行きも噂されました。将来的なビッグクラブ移籍も期待されますが、“こんな選手になってもらいたい”という理想はありますか?

「ミランの名前は私も聞いたことがあります。井原(正巳)監督(現・柏レイソルヘッドコーチ)の姿を見てずっと凄いなと思っていたので、その系譜が冨安選手に受け継がれていると感じています。今後どのクラブでプレーするのか楽しみですし、日本が世界の国際大会で結果を残す時に、冨安選手にはその中心にいてほしいと思います!」

[PROFILE]
豊永阿紀(とよなが・あき)/1999年10月25日生まれ、福岡県出身。2016年、HKT48の4期研究生となり、17年11月にチームHへ昇格。中学2年生の時にアビスパ福岡の試合を観戦したのがきっかけで、スタジアムのゴール裏で応援するほどの熱狂的なアビスパサポーターとなる。18年は「ハチ祭り」公式アンバサダーを務め、アビスパ福岡公式アンバサダーにも就任した。現在は海外サッカーも勉強中。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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