不透明なレアルでの将来

　とはいえ24歳のアタッカーは、所属するレアルでは窮地に立たされている。元日に時速200キロでパトカーとカーチェイスを繰り広げ、マドリードのナイトクラブで夜遊びを満喫するなど素行不良が目立ち、ジネディーヌ・ジダン監督から二度も叱責された。またスペイン紙「AS」では「ハメスの凋落ぶりは常軌を逸している」と今夏の放出要員として名指しされるなど、その将来は極めて不透明だ。

　コロンビア代表とレアルの両方で同じ10番を背負いながらも、両極端な状況にあるハメス。果たして母国のために発揮した献身性を、”白い巨人”でも発揮できるのだろうか――。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images