メキシコ撃破の原動力はキャプテン遠藤! 2得点に直結した守備で際立った存在感

ボランチで先発フル出場、前半2ゴールの起点に

 不動のキャプテンが揺らぐことのない存在感を示した。U-23日本代表のキャプテン遠藤航(浦和)は、25日の国際親善試合U-23メキシコ戦でボランチとして先発フル出場し、2-1の勝利の原動力となった。

 前半に日本が挙げた2得点は、いずれも遠藤の素晴らしい守備からスタートしていた。まずは開始2分、相手のビルドアップに対して積極的に前に出てプレスをかけると、相手のパスを狭いサイドへ誘導。そのボールをMF南野拓実(ザルツブルク)がスライディングでカットし、そのボールを拾ったMF中島翔哉(FC東京)がそのまま持ち込んで左足シュートを決めた。

 続く同33分の2点目は、相手最終ラインからの縦パスに狙いを定めると、ハーフウェーライン付近で相手に強烈なタックルを見舞いボールを奪う。そこからMF中島に展開し、FW久保裕也(ヤングボーイズ)のフリックから3人目の動きで走り込んでいたMF南野がGKとの1対1を冷静に決めた。

 試合後、頼れる主将は「前半は自分たちのいい守備から、やっていけました。後半、相手が出てきて押し込まれるシーンもありましたけど、我慢しながら失点をしないことを第一に考えました。できればカウンターでもう1点取れれば良かったけど、勝てたことは良かったと思います」と振り返った。後半は守備に軸足を置きすぎたあまり、相手にボールを支配されたゲーム展開は課題を残したが、それでもリードを守り切るという必要最低限のミッションは完遂している。

 

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