ロングパス一本で失点 マンU監督、“安易な失点”を批判 「このレベルでは見られない」

マンチェスター・ユナイテッドのスールシャール監督【写真:AP】
マンチェスター・ユナイテッドのスールシャール監督【写真:AP】

格下のバシャクシェヒル相手にまさかの敗戦 失点の内容をスールシャール監督は非難

 マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間4日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第3節でイスタンブール・バシャクシェヒルFK(トルコ)に1-2で敗れた。ロングカウンターからイージーな失点を食らうなど守備の甘さを露呈したことに、オレ・グンナー・スールシャール監督も「このレベルでは見られない失点」と悔しさを露わにした。

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 昨季CL準優勝のパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)とベスト4のRBライプツィヒ(ドイツ)を相手に連勝スタートを切ったユナイテッドだが、反対に2連敗スタートだったバシャクシェヒルに足元をすくわれた。

 前半12分、右サイドからコーナーキックのチャンスを得たユナイテッドだが、ボールを奪われると相手ペナルティーエリア内からのロングボール一本で一転してピンチを招いた。センターサークル付近に残っていたセネガル代表FWデンバ・バをフリーで抜け出させ、そのまま独走ゴールを許した。

 前半40分には右サイドで元スペイン代表MFフアン・マタがボールを奪われると、そのままゴール前に持ち込まれてボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFエディン・ビシュツァに追加点を決められた。失点直後の同43分にフランス代表FWアンソニー・マルシャルのヘディングシュートで1点を返したものの、そのまま1-2で敗れている。

 試合後のスールシャール監督のコメントをクラブ公式サイトが掲載。指揮官は「よく走って仕事をしたチームに対して、パフォーマンスが十分ではなかった」と語り、「もちろん試合に勝つためのチームを選んだ。チャンスを作るのに十分な力があることを期待していたが、それができなかった」と試合を振り返った。

 また、スールシャール監督は失点シーンについては、いずれも守備が機能していなかったと言及。自分たちのコーナーキックのチャンスから一気にカウンターを食らった1失点目については、「ショートコーナーの後、我々は最前線にいた選手(デンバ・バ)のことを忘れてしまった。あれは容認できない。このレベルでは見られないような失点だった」と厳しく批判した。

 マタのボールロストから簡単にゴール前まで運ばれた2失点目についても「2点目も場面でも、カウンタープレスでボールを奪い返すための組織的なプレーができていない」とチームとしての連動した守備ができていないと指摘。「我々は自分たちの義務、役割を果たせていない。それは私の責任だ」と反省を口にした。

 今季CLで初黒星を喫したユナイテッド。ライプツィヒと同勝ち点で首位の座はキープしているものの、リーグ戦でも不安定さが目立つ守備の課題は浮き彫りとなったままだ。

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