天才の新たな一歩 柿谷が左ウイングでアギーレジャパン第2戦に先発か!?

ロシアに向けた第一歩

 ハビエル・アギーレ監督は、日本代表のFW柿谷曜一朗(バーゼル)をサイドアタッカーとして起用することが濃厚となった。ベネズエラ戦(9日・横浜国際)を控えた7日、紅白戦では柿谷を主力組の左ウイングに配し、1トップにはケルンのFW大迫勇也が入った。そして、右ウイングには、ACミランのMF本田圭佑を置いた。
「どこやっても運動量は必要。でも運動量に質を高めてやりたい。左のFWは佑都君といい連係でやれればいい」
 柿谷は左サイドバックのインテルDF長友との連係で、サイドを制圧する狙いを口にする。ザッケローニ前監督に1トップで起用されてきたが、アギーレ監督はサイドでの適正を見極めたいのだろうか。
「前の試合で勝てなかったので、全員で勝てればいい。次は勝てるようにしたいし、練習でやったことを出せればいい。今は色々なことをチャレンジしている。自分たちで守る部分と、監督のやりたいことを出せればいい。ザックとの違い? 人が違えばやり方も違う。今までのメンバーがやってきたこともある。何より試合で結果を出すことが大事」
 ブラジルワールドカップ(W杯)で傷跡一つ残せなかった。ただし、前代表とは異なり、新代表では立ち上げからチームに招集されている。5日のウルグアイ戦では途中出場となった。ロシアW杯に向けて、天才がベネズエラ戦で本格的な一歩を踏み出す。
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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