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内田篤人氏、香川&ザックのエピソード披露 「『器用さも勉強じゃないのか?』と…」
「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」の未収録シーンで貴重なエピソードを披露
内田篤人氏が出演するスポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」の第4回が、10月29日に配信となった。番組の未公開シーンでは、内田氏がMF香川真司と元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏の間にあったやり取りを明かしている。
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内田氏は8月23日のJ1リーグ第12節ガンバ大阪戦を最後に、現役を引退。引退後は日本サッカー協会(JFA)が新設した「ロールモデルコーチ」に就任。アンダーカテゴリーの代表チームをはじめ、JFAが取り組む若年層の強化および普及に関わる活動に参加し、世界の舞台で培った内田氏の持つ経験、知見を後進の育成にあてる。9月のU-19日本代表候補トレーニングキャンプでは“初指導”も経験した。
そのなかで「DAZN」では初の冠番組となる「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」もスタート。欧州各国リーグで活躍した日本人選手をピックアップして内田氏の視点から解説するなど、独自のコンテンツを発信している。
10月29日にはその第4回が配信。出場時間の増えてきたビジャレアルの日本代表MF久保建英やリバプールの同MF南野拓実を始め、各リーグの日本人選手たちにフォーカスし、内田氏は戦術ボードを使った解説なども披露した。
そのなかで、「DAZN」は番組未収録のシーンを公開。出演者の影山優佳(日向坂46)さんから久保の起用法について問われた内田氏は、「選手が左利きとか右利きとか、スピードがあるとか、守備に頑張って戻れるとか、いろいろ特徴があります。久保くんは19歳ですよね」と前置きしたうえで、香川とザッケローニ氏のエピソードを次のように明かしている。
「昔、香川真司がザッケローニに『トップ下をやりたい』と言ったんですけど、ザックは『まだ若いし、自分の可能性を一つのポジションに固めて、可能性を縮めるのはやめなさい。なんでもやれる、どこでもやれるという器用さも勉強じゃないのか?』と(言った)いう話を聞いています。本人(久保)の話は聞いていないですけど、ベストなのは右やトップ下で自由にやらせて、切り込んで左足のシュートとかもあるかもしれない。でも、今は守備に戻る、右も左も全部勉強だと思ってやるのがいいんじゃないかなと思っています」
内田氏自身は久保のポジションは右サイドやトップ下が「合っているとは思います」としつつも、「それだけでこの先何年も生きていけるか。補強されたらとか、左の選手が怪我したらというのもあるので、柔軟に。勉強だと思っています」と改めて強調。若手のうちにプレーの幅を広げる重要性を語っていた。
日本代表で長く10番を背負った香川に対して、ザッケローニ氏が授けたアドバイス。その本質は久保の成長にもつながると、内田氏は見ているようだ。