シティMF、正確無比の“クロスバーチャレンジ”成功を英紙注目 「遥か彼方から…」
イングランド代表MFフォーデンがウォーミングアップで見せたキックに反響
マンチェスター・シティは現地時間10月31日、プレミアリーグ第7節シェフィールド・ユナイテッド戦で1-0の勝利を収めた。この試合前にイングランド代表MFフィル・フォーデンが、即興で見せた“クロスバーチャレンジ”が話題となっている。
試合前の時点で2勝2分1敗と波に乗り切れていなかったシティだったが、シェフィールド戦では前半28分にイングランド代表DFカイル・ウォーカーが先制点を奪取。そのまま1-0で逃げ切り、今季3勝目を挙げている。
シティが貴重な勝ち点3を手に入れた一方、話題となっているのがウォーミングアップでの一幕だ。
試合に向けた準備を切り上げてロッカールームに戻ろうとしていたフォーデンに、ウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが何やら話しかけると、ゴールから40メートルはあろうかという距離から、フォーデンは転がってきたボールに対して左足を振り抜く。大きな弧を描いたボールは、ウォーミングアップ用に設置されていたゴールのクロスバーに直撃した。
試合後、フォーデンは公式インスタグラムに「ジンチェンコがやれって言ったんだよ」と綴り、「#CrossbarChallenge」のハッシュタグとともに動画を投稿。決して偶然ではなく、同僚の“リクエスト”に応えて一発で成功させたことを明かしており、コメント欄では「テクニシャン」「マンチェスターのイニエスタ」「去り方が大物」「特別な選手」とファンからの賛辞が集まっていた。
また、英紙「ザ・サン」は「フォーデンが遥か彼方からのクロスバー直撃でジンチェンコに衝撃を与える」と見出しを打ち、フォーデンの正確無比なキックを称賛。さらにリクエストした当人のジンチェンコが頭を抱えて驚きを示しているシーンに注目し、「ジンチェンコは驚きの一撃によって畏敬の念とともに取り残された」と描写している。
9月の代表活動中には規則違反を犯して追放処分に遭ってしまったフォーデンだが、技術の高さは折り紙付き。20歳の俊英のさらなる活躍に期待したい。