「今後も日本サッカーの発展に貢献したい」 中村憲剛、引退会見で語った“メッセージ”
負傷時に届けられた声で「自分はなんて幸せ者なんだと感じることができました」
川崎フロンターレは1日、オンラインでの記者会見を実施し、元日本代表MF中村憲剛の現役引退を発表した。会見では川崎サポーターへの感謝を改めて述べたなか、日本サッカー全体のサポーターに向けてもメッセージを発信している。
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中村は2003年に中央大学から川崎に加入し、以降17年間にわたってチームの主力として活躍。クラブがJ1屈指の強豪に成長するなかで、“バンディエラ”として16年にはJリーグMVPを受賞、17年には初のJ1優勝を達成し、翌年にはJ1連覇の偉業も成し遂げた。
昨年11月2日のJ1第30節サンフレッチェ広島戦(2-1)で左膝前十字靭帯損傷、左膝外側半月板損傷の重傷を負い、全治7カ月となったものの、懸命のリハビリの末に今年の8月29日に行われたJ1第13節の清水エスパルス戦(5-0)で復帰。さらに10月31日のFC東京戦(2-1)では自身の40歳の誕生日に決勝点を決めた。
引退会見では川崎サポーターへの感謝を繰り返し述べていた中村だが、負傷時にJリーグ全体から寄せられたメッセージにも言及。「僕が怪我した時にたくさんコメントをいただいて、自分はなんて幸せ者なんだと感じることができました。本当にありがとうございました」としたうえで、Jリーグとともに歩んできたこれまでの道、さらにこれからについて次のように語っている。
「僕自身はフロンターレの人間で、対戦する時は“憎き中村憲剛”だと思うんですけど、僕はJリーグに育ててもらいましたし、これだけ素晴らしい、温かいリーグは他にないと思っています。本当にJリーグが大好きなので、感謝しかないです。フロンターレに育ててもらって、Jリーグに支えてもらって、日本サッカーのサポーターの方に支えてもらって、応援してもらってここまで来ることができたので、今後も日本サッカーの発展に貢献したいと思っていますし、引き続き温かい目で見守ってもらえたらなと思います」
長年にわたり、川崎だけでなくJリーグ全体を象徴する選手として活躍を続けてきた中村。リーグ、サポーターへの感謝を述べるとともに、引退後も含めてのさらなる貢献を誓っていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)