元伊代表MFマルキージオ、元同僚ピルロ監督への批判一蹴 「ネガティブなレッテルを貼るべきではない」
リーグ戦開幕5試合を2勝3分、CLではバルセロナに敗戦と好スタートとは言えず
今季からイタリア王者ユベントスを指揮するアンドレア・ピルロ新監督について、現役時代のチームメートである元イタリア代表MFクラウディオ・マルキージオ氏が語っている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。
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ピルロ監督率いるユベントスは、リーグ開幕5試合は無敗であるものの2勝3分と勝利が少なく、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではスペインの強豪バルセロナに敗れた。そうした意味で、結果に対する批判が多少なりとも挙がっている。
一方で、ユベントス時代に中盤でピルロ監督との補完的な関係での名コンビとして知られたマルキージオ氏は、ユベントスというクラブを知ることからの言葉を残している。
「ユベントスという一つの“世界”を知る者から見れば、彼が正しいプロフィールの持ち主であることは明らか。クラブはそれを理解しているし、ネガティブなレッテルを貼るべきではない。彼はユベントスの新監督なのではなく、初めて指揮官を務めるという意味で新監督なのだ。始まったばかりだが、彼にはしっかりとしたアイデアがある」
マルキージオ氏はこう語り、現役時代にユベントスでのタイトル獲得に貢献し、イタリア代表としても活躍したピルロ氏だからこそ、イタリアの盟主を率いるにふさわしいという考えを示した。一方で、新型コロナウイルスの影響もあり監督解任などが多くなかった状況が、序盤に苦しんだことの原因になっているという考えも示した。
「特にビッグクラブの間では、彼だけが新監督として変更になった。通常の状況なら、もっとしっかりと準備する期間があった。しかし、新型コロナウイルスの影響でその時間は十分でなかった。確かに、バルセロナ戦のチームが見せたものは満足度が低い。だが、最近の試合に出場できていない実力者が戻ってくれば状況は変わる」
ユベントスでは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが新型コロナウイルスへの陽性反応を示して約3週間の隔離となった。オランダ代表DFマタイス・デ・リフトは負傷から復帰できていない。プレシーズンのキャンプが短かっただけでなく、こうした状況もまたピルロ新監督に逆風であると語った。
果たしてピルロ新監督のユベントスが本領を発揮する日がどのタイミングで訪れるのか。マルキージオ氏もまた、期待を持って見守っているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)