英雄マラドーナ、メッシのバルサ退団騒動に言及 「ふさわしい扱いを受けていない」
1984年、自身が冷遇された経験を元にメッシのバルサ退団騒動に言及
サッカー界のスーパースター、元アルゼンチン代表MFディエゴ・マラドーナが現地時間10月30日に60歳の誕生日を迎えた。破天荒な言動で愛されるスーパースターだが、スペイン紙「マルカ」によると、母国紙のインタビューでアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのバルセロナ退団騒動について言及し、古巣を皮肉ったという。
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現役終盤並びに引退後のマラドーナは、薬物中毒などで世間を騒がせることが多かった。そのことについて、「もし私が中毒になっていなかったら、もっともっとプレーすることができただろう。しかしそれは今、過去となり、私が最も後悔しているのは両親がこの世からいないことだ」と話している。
自身のキャリアとともに眉をひそめているのは、メッシについてだ。「ひどい形で終焉を迎え、レオが去っていくだろうと思っていた」と退団騒動について触れると、自身の経験談を元にこのように話している。
「それは(バルサ時代の)私にも起こったことだ。バルサは簡単なクラブではなく、彼自身も何年もそこにいるというのに、ふさわしい扱いを受けていない。彼はクラブにすべてを与えて頂点へと導き、ある日彼が“退団したい”と思った景色の変化が起きたのに、彼らはノーと言ったのだ」
勝利と栄光を手にするために環境を変えたい、というメッシの思いを突っぱねる形になったのだと説明している。
マラドーナは1984年にバルサ退団後、ナポリへと移籍し、クラブをセリエA優勝に導くなどまさに“王様”として君臨した経緯があるだけに、かつてアルゼンチン代表で指導したメッシへの同情を隠さなかった。
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