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“トータルフットボール”のカリスマ、クライフ氏が肺がんで死去 享年68歳
昨年10月から闘病生活も帰らぬ人に
世界のサッカー界を彩ったスーパースターがこの世を去った。元オランダ代表FWで、「トータルフットボール」の体現者として世界にその名を轟かせ、指導者としてはバルセロナで「ドリームチーム」を指揮したヨハン・クライフ氏が24日に死去した。クライフ氏の公式ウェブサイト上で伝えられている。
「2016年3月24日、ヨハン・クライフは厳しい癌との戦いの後、家族に見守られてバルセロナで安らかに眠りにつきました。私たちは、家族が悲嘆にくれる間はプライバシーを尊重していただくことを望みます」
同サイトのトップページには、短くこう記された。
先月には、昨年10月に肺がんと診断されてからの闘病生活について「前半を2-0でリードしている状況」と表現し、病気の克服に自信を見せていた。しかし、それから約1カ月で訃報が届いてしまった。
そのプレーぶりから、「空飛ぶオランダ人(フライング・ダッチマン)」とも呼ばれたクライフ氏は、選手、指導者としての活動を通して間違いなく世界のサッカーのレベルを進化させた人物だった。「美しく勝利せよ」を持論とするサッカー哲学には共感者も多い。68歳の生涯を閉じたクライフ氏の冥福を祈りたい。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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