リバプール守護神、ファン・ダイク負傷の危険タックルに“GK目線”で見解 「100%不必要」
ファン・ダイクはエバーソンGKピックフォードと接触して右膝前十字靱帯を損傷
リバプールのブラジル代表GKアリソンが、エバートンのイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードがオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクに対して行った“危険タックル”について、「100%不必要だった」との見解を示している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が伝えた。
ファン・ダイクは現地時間10月17日に行われたエバートンとの“マージーサイド・ダービー”(2-2)で、ピックフォードと衝突。危険な“蟹ばさみ”タックルにより、右膝前十字靭帯損傷の大怪我を負った。手術は成功したものの、チームは復帰時期を明かしておらず、今季絶望の可能性もある。
同僚のアリソンは、「すべてのゴールキーパーはそれぞれのプレースタイルがあり、異なる動きをする」と前置きしたうえで、ピックフォードのプレーについて見解を述べている。
「あの瞬間に関しては、あの動きは100%不必要だった。自分があの状況にいたら、立ち止まるだろう。なぜなら、もしハードにいかなかったらゴールを決められてしまう可能性があるからだ。ただ、それぞれのやり方がある。僕はあのやり方には賛成できないし、みんなそう感じただろう。あれは必要のない出来事だったし、動きだ」
リバプールにとって、守備の要ファン・ダイクの離脱は痛手以外の何物でもない。アリソンもその穴の大きさを認めつつ、サポートを約束している。
「大きな損失であることは否定できない。彼は世界最高の選手の1人だ。彼にはとにかくできるだけ早く、完治することを願う。フィルジルのヘッダー(ヘディング)は、僕たちのチームの強みでもあるので、残念だ。5日前に彼と話したが、彼にとっては苦しいことだろう。先月(9月)、自分が怪我をした時に同じように感じた。ただ、彼は体も心も強い。みんな兄弟同然で彼をサポートするし、彼も神様を信じている」
ピックフォードに対しては多くの批判が浴びせられるなか、同じく守護神の立場にあるアリソンにとっても理解に苦しむタックルだったようだ。
[ftp_del]
[/ftp_del]
(FOOTBALL ZONE編集部)