ハリルJがW杯最終予選進出に王手! 本田温存でアフガニスタンを5-0と一蹴
香川は途中出場もゴールに絡めず
後半もメンバーを代えずにスタートしたハリルジャパンは、両サイドからの攻撃で圧力をかけていった。そのなかで、追加点はシンプルな中央突破から生まれた。後半13分、長谷部誠(フランクフルト)の縦パスを金崎がフリックして最終ラインの背後に送ると、3人目の動きで走り込んだ清武がダイレクトでシュート。きれいには当たらなかったが、これが相手GKのタイミングも外してゴールに転がり込んだ。これで2-0とリードを広げた。
さらに同18分、右サイドを切り崩した日本は攻撃参加したDF酒井宏樹(ハノーバー)がドリブルで一人かわして敵陣深くからクロス。これが相手DFに当たってコースが変わり、ゴール内に転がり込んだ。公式にはオウンゴールとなったこの得点で3-0とリードを広げ、直後にハリルホジッチ監督はMF柏木に代えてMF香川を投入。香川をトップ下に入れ、清武は左サイドにシフトした。
安全圏とも言えるリードを手にしたハリル監督は、同27分にFWハーフナー・マイク(デンハーグ)を投入。2013年10月15日の国際親善試合ベラルーシ戦以来、約2年半ぶりのピッチとなった。そして直後の同29分、MF清武の左コーナーキックからDF吉田麻也が相手GKの前でヘディングで合わせ、4-0となるゴールを決めた。
さらに同33分、左サイドからのシンプルなボールをFWハーフナーが圧倒的な高さでゴール前に落とし、相手と競り合いながらFW金崎がゴール。昨年11月12日の同予選シンガポール戦での代表初得点に続く2試合連続ゴールで5-0とした。同35分、金崎はFW小林悠(川崎)と交代。これで3人の交代枠を終了し、本田は温存となった。試合はこのままタイムアップを迎えた。
先制点こそ前半43分までかかったが、終わってみれば大量5得点で勝利。グループEの首位を守った日本は、日本時間で25日未明に行われるゲームで2位シリアが敗れるか、29日の直接対決で引き分け以上の結果を残せば最終予選への1位通過が決定する。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images