ハリルJがW杯最終予選進出に王手! 本田温存でアフガニスタンを5-0と一蹴
4-4-2の新布陣が機能 後半一気に4ゴール
大量5得点でハリルジャパンが大勝した。日本代表は24日、ロシアワールドカップのアジア2次予選アフガニスタン戦に臨み、前半43分に岡崎慎司(レスター)が先制点を挙げると、後半は一気に4ゴール。5-0の大勝でアジア最終予選進出に王手をかけた。
バヒド・ハリルホジッチ監督は試合前日の記者会見で宣言していたとおり、FW本田圭佑(ACミラン)とMF香川真司(ドルトムント)という攻撃の二枚看板をベンチスタートとした。岡崎と金崎夢生(鹿島)が2トップを組み、中盤はダイヤモンド型の構成という新システムでこの一戦に臨んだ。
システム変更による混乱はなくスタートしたハリルジャパンは、前半12分にビッグチャンスを迎えた。クロスボールのこぼれ球に反応したFW金崎がボレーシュートを放つと、これがブロックされたところでMF原口元気(ヘルタ・ベルリン)がボールを拾う。ゴール前中央、ペナルティーエリアやや外から左足を振り抜いた強烈な一撃はゴール左上の角を直撃。惜しくもゴールにはならなかった。
日本は左サイドハーフに入ったMF柏木陽介(浦和)がボールタッチを増やし、人数をかけて左サイドの攻略にかかった。左サイドバックのDF長友佑都(インテル)も積極的にオーバーラップして攻撃に厚みを作り、アフガニスタンを自陣に釘づけにしていく。同24分には、左サイドからの攻撃で生まれたゴール前でのこぼれ球に金崎が反応。相手GKと1対1になるビッグチャンスを迎えたが、シュートは相手GKにセーブされた。
その後、柏木と原口がポジションを入れ替えるなどして打開策を模索したハリルジャパンは、前半終了間際の同43分に先制ゴールを奪う。中盤でパスをつないだところから、トップ下のMF清武弘嗣(ハノーバー)にボールが入ったところでスピードアップ。清武からの縦パスを受けたFW岡崎が巧みなターンと股抜きドリブルで相手2人を外し、最後は左足でゴール左スミに流し込んで先制点を挙げ、1-0のリードで前半を終えた。