“無所属”の元ミランFWパト、イタリア復帰を模索か ジェノアに売り込みと伊紙報道
今年8月にサンパウロを退団、天津時代にはJリーグ勢とも対戦
今年8月にブラジルの名門サンパウロを退団して以来、所属チームのない元同国代表FWアレシャンドレ・パトが、再びイタリアでプレーすることを模索して売り込みをかけているという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
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パトは17歳にして2006年のクラブワールドカップに母国の強豪インテルナシオナルの一員として出場。07年夏にイタリア・セリエAの名門ACミランへ移籍し、18歳になった08年1月から選手登録されてプレーした。若くして能力の高さを見せた一方で負傷も多く、13年夏には母国の名門コリンチャンスへ移籍した。
それでも母国で結果を残すと、16年1月にはイングランド・プレミアリーグのチェルシーへ期限付き移籍し欧州再挑戦。その後、同年夏からスペインのビジャレアルでプレーしたが、17年1月には中国の天津権建(当時)へ移籍し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場して、Jリーグ勢の柏レイソル、鹿島アントラーズと対戦。その後、昨年3月にサンパウロ入りしていた。
天津時代から欧州への復帰を模索していたとされてきたパトだが、直近で売り込みをかけたのは今季のセリエAで15位のジェノアだという。5試合で4得点と攻撃力不足に苦しむチームに対してターゲットを定めたようだ。
同紙によると、現時点でジェノアはパトの獲得を“非公式に”否定しているという。一方で、冬の移籍市場の前までに状況が変わる可能性もあると伝えている。いずれにせよ、パトは無所属のため、世界中のクラブがすぐに獲得することが可能だ。
イタリアメディア「カルチョメルカート・コム」は、英2部バーミンガム・シティも獲得に関心を示していると伝えている。まだ31歳と老け込む年齢ではないなか、ブランクを乗り越えて欧州への再復帰を実現させることはできるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)