ビジャレアル、終盤3発の逆転勝利でEL2連勝 久保は“3戦連続スタメン”で好機演出も得点絡めず
中立地開催となったELグループステージ第2節、カラバフに先制許すも3-1で逆転勝利
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は現地時間29日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第2節カラバフFK戦に先発出場。公式戦3試合連続スタメンを果たし、特に後半は再三にわたってチャンスを演出したが、得点に絡むことはできず0-0の後半30分に交代した。試合は終盤に大きく動いたなかで、ビジャレアルが3-1と逆転勝利しEL開幕2連勝を果たしている。
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久保は22日に行われたEL初戦のスィヴァススポル戦でビジャレアル移籍後初先発を果たすと、1ゴール2アシストで5-3の勝利に大きく貢献。続く25日のリーガ・エスパニョーラ第7節カディス戦(0-0)でリーグ戦初先発を飾り、後半17分までプレーしたがインパクトを残せなかった。中3日で迎えたELグループステージ第2節のカラバフ戦はアウェーゲームとなるが、カラバフの本拠地アゼルバイジャンがアルメニアと紛争中のため、中立地であるトルコのイスタンブール開催となり、ウナイ・エメリ監督は久保を公式戦3試合連続でスタメンに送り出した。
試合は序盤から地力に勝るビジャレアルが主導権を握る展開も、負傷者や過密日程を考慮してメンバーを入れ替えていることもあり思うように決定機を作れない。左サイドに入った久保も流れのなかでチャンスに絡む場面は限られていた。
前半16分には右CKから、FWカルロス・バッカがヘディングで合わせるもシュートは左ポストを直撃。同30分には久保が敵陣中央でドリブルを仕掛けてファウルを誘発してFKを獲得すると、ゴール正面左からMFマヌ・トリゲロスが右足で狙うも相手GKのセーブに遭いネットを揺らせなかった。
0-0で折り返すと、久保が相手ゴールに迫るシーンを増やしていく。後半8分には左サイドのパス交換からペナルティーエリア内に侵入。同15分には右サイドでボールを受けると、得意の形からカットインして左足でシュートを放った。さらに同17分には左サイドを抉り、グラウンダークロスでMFサムエル・チュクウェゼの決定機を演出したが、左足でのシュートはゴール左に外れた。
同24分にも久保は、右サイドからドリブルで仕掛け、後方から抜け出したDFハウメ・コスタにスルーパスを送ったが、シュートは枠内に飛ばず。そして同30分に、FWパコ・アルカセルとの交代でベンチへ退いた。
試合はその後、同33分にカラバフにワンチャンスを生かされ、FWオウス・クワベナに痛恨の先制ゴールを叩きこまれるが、直後の同35分に途中出場の18歳MFイェレミ・ピノが左サイドから豪快に右足を振り抜いて同点弾を叩き込んだ。さらに同39分、左サイドのゴールライン際で粘ったチュクウェゼの折り返しを、アルカセルが合わせて一気に逆転。後半アディショナルタイムにもアルカセルがPKを成功させ、ビジャレアルが苦しみながらも3-1で勝利し、EL開幕2連勝を果たした。
(FOOTBALL ZONE編集部)