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「普通の給料得て生活している」 伊代表監督、同国大臣の“欠かせない仕事ではない”発言に異議
ロベルト・マンチーニ監督がスペランツァ大臣の発言について言及
イタリア代表監督のロベルト・マンチーニ氏が、イタリアの保健相ロベルト・スペランツァ氏による「サッカーはエッセンシャルワーク(欠かせない仕事)ではない」という言葉に反発した。イタリアメディアが主催したイベントで反論している。
先週、スペランツァ大臣はサッカーに携わる仕事について、エッセンシャルワーク、つまり社会に不可欠な仕事ではないと発言。新型コロナウイルスの感染拡大が始まった時期からサッカー界とは意見の対立も少なからずあった大臣だが、新たな火種になっていた。
それについてマンチーニ監督は、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」やイタリア紙「トゥット・スポルト」が主催に名を連ねたイベントにおいて「サッカーがエッセンシャルワークでないという人々は、別の世界に住んでいる」と反論した。
「サッカー界にはあまりにも普通の給料を得て生活している人々がたくさんいる。全てのクラブ、全てのチームにそうした人々が存在している。代表チームの活動の後に感染者が見つかり過ぎているという批判もあったが、11日間の活動で11回のPCR検査を受けた。私の感覚では、このウイルスは誰であっても日常生活から感染する」
イタリア代表監督としての今後については、「来年6月にはイタリアにとってあまりにも優勝から遠ざかっている欧州選手権(EURO/1968年に優勝)がある。その翌年のワールドカップ(W杯)もまた、その道の延長線上にある」と、今夏の開催予定から1年延期されたことによるEURO開催があるため、W杯と2年連続のビッグイベントになる大舞台に触れた。
欧州では新型コロナウイルスの感染拡大の第二波が訪れていることが明確になっている。各国の政府とサッカー界の関係もまた、複雑な局面を迎えることがありそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)