「日本への関心が…」 レガネス、“柴崎効果”でアジア市場拡大を現地紙指摘「思いがけない形で得た」

レガネスMF柴崎岳【写真:Getty Images】
レガネスMF柴崎岳【写真:Getty Images】

レガネスは28日に公式ツイッターの日本語版を開設 「国際的な野望を持っている」

 レガネスの日本代表MF柴崎岳は、現地時間25日に行われたリーガ・エスパニョーラ2部第8節オビエド戦(2-1)で先制ゴールをマークした。約3年ぶりの得点でチームの3連勝に貢献。注目が高まっているなか、クラブ公式ツイッターは28日に日本語版を開設した。クラブが柴崎にかける期待をスペイン紙「AS」が報じている。

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 22日のサラゴサ戦(1-0)で今季2アシスト目を記録した柴崎は、中2日で行われたオビエド戦でも見せ場を作った。0-0で迎えた後半16分、MFミカエル・サントスがペナルティーエリア内深い位置に侵入してマイナス方向へと折り返すと、柴崎は巧みなタッチで相手マーカーをかわして、右足で得点を奪った。

 レガネスはその後、後半42分に追加点を奪い、オビエドの反撃をアディショナルタイムの1点に抑えて勝利を収めた。レガネス公式ツイッターは、試合後のフラッシュインタビューの模様を公開し、柴崎も「しっかりとした仕事ぶりを約束できる」と好調キープに自信を持った様子だった。

 そんな上昇ムードの柴崎に乗るように、クラブは28日に公式ツイッター日本語版を開設。数時間で1300人以上のフォロワーを獲得し、現在も急増中。アジア市場開拓のために、アクションを強化しているようだ。「AS」はこれに注目し、柴崎にかかる期待について報じている。

「レガネスは国際的な野望を持っている。彼らが見つけたグローバルプランは思いがけない形で得たスポーツ面の同盟者、ガク・シバサキだった。中盤選手との3年間の契約(終了は2023年)はレガネスに対し当初想定していなかった日本へのチャンスの扉を与えた。ガク効果は選手のブタルケ到着からわずかのところで広がった。その継続性と試合での活躍(最も活躍している選手の1人で、マルティ監督にとって不動のメンバー)により、レガネスの日本への関心が高まっている」

 日本代表の中心で、ここまでリーグ戦7試合1ゴールと国際Aマッチウィークに行われた1試合以外に出場している“柴崎効果”は、レガネスにとって予想以上だった模様。スペイン語アカウントですら、獲得発表から2日で400人以上のフォロワーが増えたという。柴崎の影響力を考慮し、クラブは国内や日本のスポンサー候補から注目を集めるための計画もあるという。柴崎はレガネスの“国際的な野望”を叶える重要なピースとなるのだろうか。

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