ハリルJ「失点ゼロ」の美学 森重が意識する前進守備と攻撃的な配球
W杯2次予選で示す守備の安定 無失点は日本と韓国のみ
日本代表は24日、ロシアワールドカップのアジア2次予選アフガニスタン戦に臨む。ディフェンスリーダーを務める森重真人は、最終ラインの選手も積極的に攻撃に関与する必要性を説いた。
2次予選残り2試合の状況で、日本代表は勝ち点16でグループEの首位に立つ。特筆すべき数字は失点数「0」だ。他の組を見ても、この予選を通じて無失点を続けているのは日本と韓国だけと、安定した戦いぶりを象徴している。森重自身も「とにかく失点ゼロで勝ちたいというのが自分の思い」と語り、完封勝利を強く意識している。
それと同時に着手しようとしているのは、攻撃面での向上だ。昨年11月に行われたシンガポール戦は3-0、カンボジア戦では2-0と勝利を挙げたが、ゴール前に多くの人数をかけて守る相手の“籠城作戦”に四苦八苦。バヒド・ハリルホジッチ監督の代名詞とも言える『縦に速い』攻撃も数えるほどしか繰り出せなかった。
その状況を打開するためには、チーム全体での攻撃的な姿勢が求められる。「自分自身もパスの配球、より怖いところにパスを入れていくことをどんどんやっていきたいです」と森重は語りつつ、守備から攻撃への素早い切り替えもポイントとして挙げた。
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