エバートンGK、ファン・ダイクへの“危険タックル”後に殺害脅迫 自宅周辺に警護員も配置
マージーサイド・ダービーで危険な“蟹ばさみ”タックルを見舞い、靱帯損傷の大怪我を負わす
エバートンのイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードは、“危険タックル”により、リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクに前十字靭帯損傷の大怪我を負わせてしまった。自身を含めて家族が脅迫を受けたことから、ボディーガードを雇うなどしているという。英紙「デイリー・メール」が伝えた。
ピックフォードは現地時間10月17日に行われたリバプールとの“マージーサイド・ダービー”(2-2)で、セットプレーで攻撃参加していたファン・ダイクと衝突。危険な“蟹ばさみ”タックルで、右膝前十字靭帯損傷という今季絶望の可能性もある大怪我を負わせてしまった。
ただ、ファン・ダイクがオフサイドポジションにいたため、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を含めた審判の判定はノーファウル。イングランドサッカー協会(FA)もこの判定を支持し、ピックフォードに追加処分は必要ないとの決定を下したが、リバプールのユルゲン・クロップ監督からなど多くの批判の声が浴びせられた。
記事によれば、ピックフォードはリバプール戦以降、自身に対する誹謗中傷のレベルにショックを受けており、家族を守るためならば何でもすると決心しているとのこと。妻メーガンさんと1歳の息子がいるが、夫妻には殺害の脅迫も届いており、警護のプロに依頼し、先週にはグランド北西部チェシャー州の自宅周辺を複数のボディーガードが警護していたという。また、専門家からは居場所の特定を防ぐために、すべてのソーシャルメディア利用を一時的にストップするようアドバイスされたとレポートされている。
マージーサイド警察は先週、同じ試合でスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラへのタックルで一発退場となったブラジル代表FWリシャルリソンと、ピックフォードに対するツイッターの投稿を調査中だと明かしていた。熱狂したダービーマッチの余波はまだしばらく続きそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)