柏木が抱くパスへの強いこだわり

「代表で求められている自分の役割は分かっているつもりなので、そのプレーをしっかり出していく。最初から出ようが、途中から出ようが、僕はパスでチームを動かすことを心がけるだけです」

　柏木はパスに強いこだわりを持つ。以前にも「身体能力がすごく高くなくても、パスで生きていけるんだっていうのをサッカー少年に見せたいんだ」と話していたこともある。日本代表のゲームは、それを実現する大きなチャンスだ。

　今回のW杯予選のゲームでは、11月のシンガポール戦とカンボジア戦のアウェー2試合に出場している。このゲームに出場すれば、ホームでは初出場。そして舞台は、自身がプレーする浦和の本拠地でもある埼玉スタジアムだ。「日本でやれる喜びを感じてやりたい」という柏木が、左足のパスでハリルジャパンにリズムと変化を与えてくれるはずだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images