「もはやミステリーのレベル」 イ・ガンイン、“アシスト王”で控えの現状に韓国紙反応
リーガ単独1位の3アシストを記録しながら、バレンシアで定位置を掴めず
バレンシアの韓国代表MFイ・ガンインは、第7節終了時点で3アシストを挙げ、リーガ・エスパニョーラのアシストランキングで1位に立っている。しかし、所属クラブでは定位置確保には至っておらず、韓国紙は「ここまで来たら、“イ・ガンイン・ミステリー”のレベルだ」と報じた。
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バレンシアの下部組織で育ったイ・ガンインは、2017年にプロ契約。18年10月にトップチーム初出場、翌19年1月にリーガデビューを飾ったが、昨季はリーグ戦で相手選手への悪質タックルで2度の退場処分を食らうなど、本調子には程遠かった。
しかし、3年目の今季は開幕節のレバンテ戦(4-2)で2アシスト、直近のエルチェ戦(1-2)でも途中出場からアシストをマークして、計3アシストを記録。リーガ・エスパニョーラ公式ツイッターは「韓国のイ・ガンインがアシストランキングをリード」と綴り、ランキング上位者を紹介しているが、イ・ガンインは元スペイン代表MFダビド・シルバ(レアル・ソシエダ/2アシスト)らを抑えてトップに君臨している。
ただし、7試合のうち6試合に出場するもスタメン起用は3試合のみ。現状はレギュラー定着には至っていない。
スペイン紙「AS」によれば、イ・ガンインはアシストランクトップ10で最も少ない出場時間(247分)で、バレンシアのオンライン新聞「Super Deporte」も「スタメンでないことが説明できない」と問題提起していたが、韓国紙「朝鮮日報」もこれに着目している。
「韓国サッカー界の未来と言われるイ・ガンインは、アシスト1位、パス成功率1位(94.3%/87本中82本成功)にランクインしている。1試合平均のアシスト0.5本も1位。元スペイン代表FWアルバロ・ネグレド(カディス/平均0.4本)を上回っている。その活躍に対して、出場時間は短い。総出場時間も247分で1試合平均41分間のプレーだ。エルチェ戦は途中出場から鋭いスルーパスでアシストをしたが、バレンシアは1-2で敗れた」
記事では、韓国ファンの声を汲み、「ここまで来たら、もはや“イ・ガンイン・ミステリー”のレベルだ」と締めくくっている。
バレンシアは今後、現地時間11月1日にヘタフェ、8日にレアル・マドリードと対戦予定、イ・ガンインは与えられた時間内で結果を残し、ハビ・ガルシア監督の信頼を勝ち取るしかなさそうだ。