元オランダ代表FW、同胞MFのマンU移籍に苦言 出番激減で「行くべきではなかった」
ファン・バステン氏がファン・デ・ベークについて言及 「本当に問題」
元オランダ代表FWマルコ・ファン・バステン氏が、オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークについて「マンチェスター・ユナイテッドに行くべきではなかった」と語った。
名門アヤックスの下部組織で育ったファン・デ・ベークはレアル・マドリード移籍も噂されていた中で、今夏マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定。移籍金は3500万ポンド(約48億円)と報道されている。
しかし、ここまで公式戦出場7試合の内、スタメン起用されたのはリーグカップの2試合のみで、プレミアリーグ4試合とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)1試合はいずれも途中出場。プレー時間は最大でも約20分と、出番は限られているのが現状だ。
適応が難しいといわれるプレミアリーグとはいえ、オランダ期待の選手が十分な出場機会を得られていないことにファン・バステン氏は不安を感じているようだ。
英紙「デイリー・ミラー」によると、同氏はオランダのテレビ番組「Rondo」で次のように語ったという。
「ドニーはマンチェスター・ユナイテッドに行くべきではなかった。良い選手は、毎週プレーすることを望むものだ。ドニーのような選手が今シーズン、6か7試合しかプレーしていないというのは本当に問題だ。その試合のリズムは衝撃的だ。
彼が以前よりも多くの収入を得ていることは知っているが、トッププレーヤーとして新しいクラブと契約する場合には、プレーのチャンスを見極めなければいけない。より良い可能性がくるのを待って、別のクラブと契約すべきだった」
世界屈指の名門クラブへの移籍を果たしたファン・デ・ベークだが、オランダの英雄ファン・バステン氏は出場機会が限られている状況を鑑みて、時期尚早だったのではと苦言を呈していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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