ハリル監督が本田、香川らの先発落ちを明言 「リスクは取りたくない」

W杯予選アフガニスタン戦の前日会見で語る

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、24日のロシアワールドカップ2次予選アフガニスタン戦で、FW本田圭佑(ACミラン)、MF香川真司(ドルトムント)といった選手のベンチスタートを明言した。

 本田、香川の両選手は20日に国内リーグ戦を戦い、22日に日本代表に合流したばかり。ハリル監督は、代表発表会見の際に欧州から帰国する選手のコンディション面を不安視していた。試合前日の会見では長旅の影響を考慮し、アフガニスタン戦で合流直後の2人を先発させる予定はないと明言した。

「彼らは昨日到着したし、疲労を考慮しないといけない。リスクは取らない。控えにしたいと考えている。本当にリスクを取りたくない」

 指揮官は昨年6月のシンガポール戦以来、約9カ月ぶりの代表復帰を果たした川島永嗣(ダンディー・U)についても言及。ハリル監督は、再起を図る守護神について「永嗣はプレーするために来たんじゃない。まだ少しケガがある。トレーニングはできるが、ボールをキックすることに注意しないといけない状態。永嗣が来たのはディスカッションするため、治療するためであり、少しトレーニングするためだ。1試合目は23人の中に入ることは考えていない」と語っている。

 川島不在の間、代表ではGK西川周作(浦和)が台頭し、レギュラーに定着しつつある。それでも経験豊富な川島への期待は大きく、「昨年のようなシチュエーションになってはいけない。(今の)クラブで続けるのか、彼がどういったアイデアがあるのか、そういうことを聞きたい。そのためにディスカッションをしていかないといけない。彼は数年、代表に関わってきて、経験もある選手なので仲間にアドバイスもしてほしいし、グループとしてそういう存在感を出してほしい。そのために、彼はここにいる」とエールを送った。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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