ELで1得点2アシストの久保、カディス戦先発に期待も… 指揮官は慎重な構え「ピッチ外は重要ではない」
エメリ監督が試合前日会見に臨み久保に言及 「成長の過程にあり、そのためにここへ来た」
ビジャレアルは現地時間25日、リーガ・エスパニョーラ第7節のカディス戦を迎える。22日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節のスィヴァススポル戦(5-3)で1得点2アシストの活躍を見せた日本代表MF久保建英の先発にも期待が高まるなか、ウナイ・エメリ監督が前日会見に臨み、久保に言及した内容をスペイン紙「マルカ」が報じている。
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久保はリーガ開幕から6試合連続でベンチスタートを強いられてきたが、EL初戦となるスィヴァススポル戦では、4-2-3-1システムの先発に抜擢。前半13分にMFサムエル・チュクウェゼのシュートのこぼれ球を押し込んで待望の公式戦初得点を奪うとその後、味方の2得点を演出し、1ゴール2アシストと大車輪の活躍を披露した。
リーグ初先発への期待が膨らむなか、エメリ監督が試合前日会見に臨み、久保に言及した内容を「マルカ」が報道。メディアが報じる“久保熱”への高まりを踏まえ、処遇に対する指揮官なりの見解を次のように述べている。
「彼は成長の過程にあり、そのためにここへ来た。我々が彼に対して愛情を注いでいることを感じなければならない。それは(心の)内側の働きであり、私はコントロールできないし、外側にあるものを得たいとも思わない。内側の声を聞き、仲間や監督のことを聞いて欲しい。なぜなら我々は選手とチームにとっての最高のコンビネーションの形を求めており、おそらくピッチ外は重要ではない」
さらにエメリ監督は「(久保は)試合に出るための競争があることは分かっていると言ったが、それは私から見て的を射ている。彼のことを信頼しているし、リーガは32試合、ヨーロッパ(リーグ)、カップ戦とたくさんのものが残っている(=この先ある)」ともコメント。久保の積極起用を求める声も聞かれる一方で、現状を冷静に受け止めながら今後の起用法を探っていく考えを示唆していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)