鎌田の“走り”は「センセーショナルで賢い」 海外識者がバイエルン戦のキーマンに指名
王者バイエルン戦を前に、クラブOBのフィヨルトフト氏が独紙で鎌田を称賛
元日本代表MF長谷部誠と日本代表MF鎌田大地が所属するフランクフルトは、現地時間24日にブンデスリーガ第5節バイエルン・ミュンヘンとの大一番を迎える。フランクフルトにとって今シーズン最初の山場とも言える一戦を前に、現地識者は鎌田をバイエルン戦のキーマンに指名している。
フランクフルトが公式戦でバイエルンと対戦したのはこれまで123回あったが、通算成績は33勝26分64敗と大きく負け越している。さらにフランクフルトは2000年11月18日に行われたブンデスリーガ第13節でバイエルンと敵地で対戦して2-1で勝利して以降、約20年間バイエルンとのアウェーゲームに勝っていないなど、データ上は不利な数字が並んでいる。
しかし、元ノルウェー代表FWでフランクフルトでもプレー経験のあるヤン・オーゲ・フィヨルトフト氏は、ドイツ紙「ビルト」に寄稿したコラムの中で、開幕から2勝2分で勝ち点8を積み上げ4位につけている今のフランクフルトであれば、バイエルンとも十分に戦えると予想し、さらに鎌田の名を挙げて同選手のこれまでのパフォーマンスを称賛している。
「個人的にフランクフルトの中で特に印象的なのはカマダだ。彼のフリーランニングのやり方はセンセーショナルで非常に賢い。FWのためにスペースを作るのが上手いし、相手DFはどうやって彼をマークしたらいいのか分からなくなるんだ。カマダはミュンヘンとのアウェーゲームで重要な役割を果たすだろう。バイエルンの中盤は、ヨシュア・キミッヒとレオン・ゴレツカによってしっかりとコントロールされているが、カマダならこの要塞をこじ開けられるはずだ」
ともにドイツ代表で中核を担うキミッヒとゴレツカによって構成されたバイエルン中盤の守備ブロックを突破するためには、鎌田のボールのないところでの動きがカギになってくるというのがフィヨルトフト氏の意見のようだ。
果たして鎌田は、ブンデスリーガ8連覇中の絶対王者バイエルンを相手にどんなプレーを見せてくれるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)