ピケがバルセロナ上層部を痛烈批判 昨季の監督解任劇は「論理的とは思わなかった」
昨季途中のバルベルデ元監督の解任劇について現地紙に改めて語る
スペインの強豪バルセロナに所属するスペイン代表DFジェラール・ピケが、改めて昨季のエルネスト・バルベルデ監督の解任劇についてクラブに批判的な意見を、スペイン紙「ラ・バングアルディア」に語っている。
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昨季のバルセロナは、シーズン半ばの1月にバルベルデ監督を解任。OBでカタールのアル・サッドを率いるシャビ・エルナンデス氏の引き抜きに動いたとの報道もあったものの、結果的にはキケ・セティエン監督を招聘。そしてリーグタイトルもUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のタイトルも逃し、12年ぶりの無冠でシーズンを終えると、セティエン監督をシーズン終了後に解任して、ロナルド・クーマン監督が就任した。
ピケはそのバルベルデ監督解任の顛末について意見を語った。そこには、選手たちの権限が強いという批判を受けたことへの反論も含まれている。
「シーズン半ば。論理的だとは思わなかった。私たち選手が呼ばれて決定を促されたように感じたが、実際に私たちが言ったのは『決定を下すのはあなたたちだ』ということ。会長が最も上にいなければならず、次にプレーヤーを管理するべきマネージャー(強化責任者)が必要。この階層が崩壊すると、物事は機能しない。ある時点で選手たちがクラブ内で力を持っていたのは、他の人がそれを行使したくないと思って逃げたからだ」
バルセロナは黄金期を築き上げてきた選手たちの年齢が上がり、世代交代が求められているが、その選手たちの顔色をうかがいながら自分たちの責務を果たしていないフロントに対して、ピケは痛烈に物を申している。
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(FOOTBALL ZONE編集部)