「メッシのプレー範囲にいることで…」 ベンゲル氏、グリーズマンが“輝けない”独自の見解を展開
ベンゲル監督がグリーズマンとメッシの関係性について持論を展開
イングランド・プレミアリーグのアーセナルを約22年間率いた名将アーセン・ベンゲル氏が、昨夏のバルセロナ加入以降、思うような結果を残せていないフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンについて語った。バルサで輝けないの理由はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに妨げられているからとの独自の見解を示した。衛星放送「beIN SPORTS」が伝えている。
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アトレティコ・マドリードで2014年から5シーズンで257試合に出場し、133ゴールの活躍を見せたグリーズマンだが、昨夏にバルセロナに移籍して以降、キャプテンであり絶対的エースのメッシを中心としたバルサの攻撃スタイルへの適応にいまだに苦しんでおり、思うような結果を残せていない。
昨季は公式戦通算15ゴールのみ。今季はここまでリーガ・エスパニョーラで4試合に出場しているが一度もゴールを決められておらず、枠内シュート数もわずか1回。20日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)グループステージのフェレンツェバロシュ戦(5-1)ではベンチ入りしたものの、出場の機会はなかった。
ベンゲル監督は「beIN SPORTS」のインタビューで、グリーズマンは本来、中央でプレーする方が好ましいにもかかわらず、メッシの存在がそれを妨げていると指摘している。
「最初はグリーズマンも(自分のポジションではない位置でのプレーを)受け入れたが、しばらく立ってもニーズに合わず、そのポジションでは自分のクオリティーを発揮できないと感じたら、情熱を失ってしまう。彼はセンターでプレーしなければならない選手だ。なぜなら、素晴らしい運動量とパスの精度を兼ね備えているから。ラストパスやゴールで危険な存在になれる選手だが、メッシのプレー範囲にいることでその機会に恵まれずにいる」
独自の見解を示したベンゲル氏。グリーズマンとメッシの“共存”はこれからも課題となるのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)