王者レアルに暗雲 バルサに敗れて3連敗なら「危険領域に突入」…ジダン解任論浮上か
公式戦でまさかの2連敗、スペイン紙がクラシコを前に警鐘を鳴らす
スペイン王者レアル・マドリードは直近の公式戦2連敗で、24日にリーガ・エスパニョーラ第7節バルセロナとの大一番“エル・クラシコ”を迎えることになった。スペインメディアはジネディーヌ・ジダン監督への信頼が揺らぎつつあるとし、宿敵相手に3連敗を喫すれば「危険領域に突入する」と警鐘を鳴らしている。
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リーガ開幕4試合を3勝1分と好スタートを切った今季のレアルだったが、前節は昇格組のカディス相手に0-1で敗れて今季初黒星。さらに21日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ開幕戦では、新型コロナウイルスの影響で主力8選手が招集外となったシャフタール・ドネツク相手にホームで2-3と敗北し、まさかの連敗となった。
これを受けてスペイン紙「AS」は、ジダン監督の将来について不安が大きくなっているとレポート。カディス戦に続いて、シャフタール相手の黒星によって指揮官への疑念が大きくなってしまったようだ。記事では次のように記された。
「フロレンティーノ・ペレス会長はマドリードのような多様性に富み、エゴの強い選手が多いドレッシングルームを扱うのにジダンが最適の人物だと確信を持っているが、カディスとシャフタールに敗れたことでヒエラルキーの中での信頼が損なわれている」
悪い流れを断ち切りたいレアルだが、次節に控えるのはバルセロナとの大一番。この一戦はジダン監督にとっての重要な試金石となりそうだ。「クラブの首脳陣はクラシコの準備を中断させないように、冷静なサポートのメッセージを伝えるだろう。だが、マドリードがライバルを相手に3連敗するようなことがあれば、状況は危険領域に突入することになるだろう」とレポートされている。
解任の可能性が取り沙汰され始めたジダン監督の後任として、すでにトッテナム前監督のマウリシオ・ポチェッティーノ氏やレアル・マドリードBチームを指揮する元スペイン代表FWラウール・ゴンザレス監督の名前が取り沙汰されているという。
シーズン序盤の失速で大きなプレッシャーを受けているジダン監督。この窮地を脱することができるだろうか。