「日本人は主人公であり続けた」 1G2Aの久保をスペイン紙絶賛「ピッチの全領域を支配」
トップ下で先発した久保が1ゴール2アシストの活躍「その領域では制御困難だった」
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は現地時間22日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節のスィヴァススポル戦に移籍後初めて先発フル出場し、公式戦初ゴールを含む1得点2アシストの活躍を披露。5-3の勝利の立役者となった。スペイン大手紙は「日本人は主人公であり続けた」と惜しみない賛辞を送っている。
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今季レアル・マドリードからビジャレアルに期限付き移籍した久保だが、リーガ・エスパニョーラでは開幕から6試合連続でベンチスタートを強いられていた。EL初戦となったスィヴァススポル戦では、4-2-3-1のトップ下で先発起用。すると前半13分、MFサムエル・チュクウェゼのシュートのこぼれ球を押し込み、待望の公式戦初得点を奪った。
さらに前半20分、ペナルティーエリア手前でパスを受けた久保がワントラップから左足アウトサイドの絶妙なラストパスを供給し、FWカルロス・バッカの追加点をお膳立てした。その後、チームが立て続けに失点し同点とされるも後半12分、左CKのキッカーを務めると、アウトスイングの鋭いクロスからDFフアン・フォイスのヘディング弾をアシストした。試合はその後も打ち合いとなるも、最終的にビジャレアルが5-3で制している。
久保が披露した1ゴール2アシストの活躍に、スペイン紙「マルカ」は「クボ、ここにあり:初陣を1ゴール2アシストで飾った」と見出しを打ち、「ストライカーの背後に配置されたが、その領域では制御困難だった」と、トップ下で卓越したパフォーマンスを披露したと伝えた。
また、「クボは明確な成長を遂げており、少しずつ段階を踏んでいる。ピッチの全領域を支配する存在だった。後半からポジションを変更したが、日本人は主人公であり続けた。エメリは彼に必要だった90分間の出場をもたらした」と指摘している。
新天地でスペイン2年目に臨み、開幕から思うように出場機会を得られていなかった久保。EL初戦で掴んだ先発のチャンスで1ゴール2アシストと結果を残し、今後に向けて重要な一歩を刻んだことは間違いないだろう。