久保建英、ビジャレアル初ゴール含む1得点2アシスト 初先発でELデビュー、5-3勝利に貢献
前半13分に移籍後初ゴール 同20分にはバッカ、後半12分にはフォイスの得点をお膳立て
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は現地時間22日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1戦のスィヴァススポル戦に移籍後初のスタメン出場を果たし、前半13分に初ゴールを決めると、同20分と後半12分には2アシストをマークした。激しい点の取り合いとなったELデビュー戦で1得点2アシストの活躍を見せ、5-3の白星スタートに大きく貢献している。
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リーガ・エスパニョーラ開幕から6試合連続でベンチスタートとなっていた久保だが、ホームでのEL初戦で移籍後初めて先発に名を連ねた。4-2-3-1のトップ下で起用されると、序盤からトップ下でパスを散らしながら攻撃をコントロール。そして前半13分、いきなり結果を残す。
右サイドハーフのMFサムエル・チュクウェゼが高い位置でボールを拾うと、左足で強烈なシュートを放つ。これは相手GKがセーブするも、そのこぼれ球を左足で押し込み、ビジャレアルでの公式戦初ゴールを奪った。
さらに同20分には右サイドからのパスを受け、ワントラップから左足アウトサイドでFWカルロス・バッカへ絶妙なラストパスを供給。これをバッカが右足でゴールへ叩き込み、移籍後初アシストもマークした。
序盤で2-0とリードを奪ったビジャレアルだったが、同33分に相手FWオラレンワユ・カヨーデに決められ1点を返されると、直後に獲得したPKをバッカが失敗。悪い流れのなかで同43分にMFハカン・アルスランに決められ2-2に追いつかれた。
ビジャレアルにとっては嫌な展開となっていたが、久保が再び輝きを放つ。後半12分、左CKを獲得するとキッカーを務めた久保が鋭いクロスを供給。これをDFフアン・フォイスがヘディングシュートで叩き込み、久保のこの日2アシスト目で3-2とした。
再びリードを奪い波に乗るかと思われたビジャレアルだが、同19分に自陣でペナルティーエリア外でFKを与えると、これをFWマックス・グラデルに直接叩き込まれてまたも同点とされた。
激しい点の取り合いとなったなか、ウナイ・エメリ監督は同25分、バッカに代えてFWパコ・アルカセルを投入。すると出場から4分後、チュクウェゼの股抜きパスに抜け出したアルカセルが決めて4-3。さらに4分後、最終ラインのフォイスからのスルーパスを丁寧に流し込み5-3と引き離した。
後半は右サイドに入る時間が長かった久保はフル出場を果たし、3得点に絡んでEL初戦の白星スタートに貢献。スタメン定着に向けて会心のアピールとなった。