チェルシー伊代表MF、チェフの現役復帰に興奮 「プレステの中でしか彼とプレーしたことがない」
イタリア代表MFジョルジーニョがチェフの現役復帰について語る 「レジェンド」
チェルシーのレジェンドでもある元チェコ代表GKペトル・チェフのプレミアリーグ出場メンバー登録は、選手たちにとっても驚きだったようだ。イタリア代表MFジョルジーニョのコメントを英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
2018-19シーズンを最後に現役引退した38歳のチェフのプレミアリーグ登録メンバー入りは、大きな驚きをもって報じられた。クラブは、コロナ禍における不測の事態を想定したものであることを強調しての予備登録としている。だが、新加入のセネガル代表GKエドゥアール・メンディの負傷、スペイン代表GKケパ・アリサバラガの不調、そしてアルゼンチン代表GKウィリー・カバジェロがチェフより1つ上の39歳ということもあり、プレーする機会があるのではないかとも言われている。
大きな選手の入れ替わりがあったチェルシーでは、すでにチェフとプレーした経験がない選手も多い。2018年夏にチェルシーに加入したイタリア代表MFジョルジーニョも、その1人だ。だが、現在もGKの練習に参加しているチェフの姿を見ているジョルジーニョには、彼が出場することになっても、不安はないようだ。
「彼は大きな助けになると思うよ。レジェンドであり、多くの経験を積んでいるからね。ロッカールームで助けになると思うし、プレーすることになっても問題ないだろう。彼と一緒にプレーできるのは光栄なことだよ。なぜなら僕はプレーステーションの中でしか、彼とプレーしたことがないからね」
アカデミー出身の若手を多く起用したことで、一気に世代交代が進んだチェルシーだが、10年以上にわたってゴールマウスに君臨していた守護神の穴埋めには苦しんでいる。ミラー紙では、先日のサウサンプトン戦(3-3)でもケパが不安定だったこともあり、「引退から1年以上がたった今も、チェフが彼らの最高のGKであることを練習で示した」と辛らつだが、この登録を機に各国代表GKが奮起することになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)