驚異の39歳FWイブラヒモビッチ “ビッグマウス”の陰で強靭な肉体を維持する秘訣とは?
ミランで今季リーグ戦2試合4ゴール、独紙が好調の要因を分析
シーズン序盤のセリエAでは、ACミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが好調を維持している。ミラノダービーとなった17日の第4節インテル戦(2-1)でも2ゴールをマークしてチームを勝利に導くなど、その得点力は39歳になった今も全く衰えていない。ここまで2試合に出場し4ゴールをマークしているなか、ドイツ紙「ビルト」がイブラヒモビッチに関する特集記事を掲載し、同選手の好調の要因を分析している。
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「イブラヒモビッチのコンディションに関する4つの秘密」と題された記事のなかで、最初に取り上げられているのが自主トレーニングに対するイブラヒモビッチの本気度。マンチェスター・ユナイテッドに在籍していた2017年に右膝の前十字靭帯断裂という大怪我を経験したイブラヒモビッチは、その後は怪我の再発防止のために膝周りの筋肉を徹底的に強化するようになり、現在もミランのフィジカルコーチであるロベルト・ペレジッチ氏に数種類のスクワットが含まれた特別なトレーニングメニューを作成してもらっているという。また、過去にもSNS上で休暇中に体幹トレーニングに取り組む姿を公開したことがあるように、オフ期間中も自主トレーニングを続けてコンディション維持に努めている。
また、トップフォームを維持するために食事や体のアフターケアにも人一倍気を遣っているという。食事では果物や野菜を積極的に摂取する一方で、肉や魚を食べる時には種類や摂取量にもこだわる。専属の運転手を雇って自宅から練習場までの移動時のストレス軽減に努め、さらにマッサージやストレッチ、体を冷却することで疲労回復に効果があるとされるクライオセラピーにも真剣に取り組んでいるという。
その他にも、オフの時には趣味である釣りや乗馬などレジャースポーツをして自然と触れ合うことでストレスを上手く発散していることや、「責任を強く感じている。チームで最年長だからね」とイブラヒモビッチ本人も語っているように、FWダニエル・マルディーニ(19歳)やFWラファエル・レオ(21歳)といった若手の模範になろうという気持ちも、好パフォーマンスの維持に一役買っていると同紙は分析している。
現地メディアから自身の現在の状態について問われると、「今の俺のコンディションが10年前と同じ状態なら、誰も俺を止められないだろう。だが本当のことを言えば、今でも誰も俺のことを止められていないけどな」と豪語したイブラヒモビッチ。そのビッグマウスの陰で地道な努力を積み重ねているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)