AFC“週間ベスト選手”候補に日本人3人をピックアップ 「素晴らしい得点」「傑出した守備」
国際Aマッチウィークが明け、海外で活躍したアジア人選手を選出
AFC(アジアサッカー連盟)が海外で活躍したアジア人選手を特集した。国際Aマッチウィークが明け、各国リーグ戦が再開。そのなかで攻守に目立ったアジア人選手を、週間ベストプレーヤーとしてAFCがピックアップしている。日本人選手からはDF吉田麻也(サンプドリア)、MF橋本拳人(ロストフ)、MF堂安律(ビーレフェルト)が候補者に選出された。
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最初に名が挙がったのが、トッテナムの韓国代表FWソン・フンミン。プレミアリーグ第5節ウェストハム戦(3-3)で1ゴール1アシストをマークした。
この韓国代表エースに続いたのが橋本だ。「素晴らしい得点を挙げたもう1人の選手」として紹介され、9試合5ゴールで得点ランク4位の成績を称えられている。橋本は現地時間18日に行われたリーグ第11節アフマト・グロズヌイ戦(3-0)で1ゴールをマーク。インサイドハーフの一角に入り、前半24分、右サイドのスローインからつないで回ってきた浮き球のボールをファーサイドで合わせ、打点の高いヘディングを敢行。シュートは相手GKの逆を突き、ゴール右隅に決まった。高い得点力にAFCも驚く活躍のようだ。
続いてリストアップされたのが、主将の吉田。現地時間17日の強豪ラツィオ戦にフル出場し、3-0の勝利に大きく貢献した。吉田は開幕のユベントス戦では後半からの出場となるなど、レギュラー争いでポジションを完全に確保しているとは言えない状況だったが、日本代表のオランダ遠征明けとなったタイミングでスタメンを奪取。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場する強豪の攻撃を無失点で退けた。これをAFCも絶賛している。
「先週、アジア人選手が何人かゴールを決めたが、傑出した守備を見せたのは日本の主将吉田麻也だった。代表チームの無失点後、32歳はサンプドリアで堅実なパフォーマンスを見せ、イタリアのマスコミから称賛された」
バイエルン・ミュンヘン相手にブンデス初ゴールを決めた堂安も名を連ねた。現地時間17日のブンデスリーガ第4節、4点リードを許したなか同13分に意地を見せた。ビーレフェルトはカウンターを仕掛け、右サイドを駆け上がってきた堂安がパスを受けると、フランス代表DFベンジャマン・パバールがチェックに来るなか、堂安は縦に仕掛けて相手が足を出してきた瞬間に、利き足とは逆の右足でシュートを放った。パバールの股を抜いた一撃が名手マヌエル・ノイアーの手の先を抜け、左ポストをかすめてネットを揺らした。
「2016年のAFC年間最優秀若手選手はワールドカップ優勝メンバーのDFベンジャマン・パバールを翻弄して股下から決めた」
ほかにHNKゴリツァのイラク代表MFイロアン・ハマドや、メルボルン・シティWFCのオーストラリア女子代表MFエミリー・ファン・エグモンド、バンクーバー・ホワイトキャップスのイラン代表MFサイード・エザトラヒ、AEKアテネFCのイラン代表FWカリム・アンサリファルド、アーセナルのオーストラリア女子代表FWケイトリン・フォードら候補者が挙がるなか、日本人選手の活躍も目立ったようだ。